川内村観光協会

カメレオンの実(ツルウメモドキ)

1310ツルウメモドキ

美しい黄色い実が実っています。これ、あと1週間くらいすると、パカッと割れて、黄色が赤く変身します。これが美しいので、生け花などに使われることが多い実です。
実が赤くなったらまた撮影に行ってきますが、まずは黄色い実の状態でご報告です。
黄色から赤に、色が変わるところなど、カメレオンみたいな実なのであります。

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ということで、黄色いツルウメモドキを撮ったのは10月23日でしたが、それから1ヶ月後、11月22日のツルウメモドキの姿をお届けします。

1311ツルウメモドキ

ご覧のように、実がはじけて、黄色から赤に、すっかり変身しています。

こりゃでっかいっ巣(キイロスズメバチの巣)

1311キイロスズメバチの巣

これはでっかいのを見つけました。キイロスズメバチの巣でございます。ここまで立派な住居を造るには、キイロスズメバチもさぞかし苦労なさったことだろうと思います。

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1311キイロスズメバチの巣

これは、天山文庫の入り口で見つけたものです。でも、今となってはもう怖くありません。この巣を見つけた11月には、女王蜂が冬眠に入ってしまっているので、この巣にはハチは1匹も住んでいません。空き家なのです。スズメバチは翌年にはまた別の巣を作って暮らします。住居を使い捨てで使っているようなもので、なんともぜいたくな連中です。

高田島のイルミネーション

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川内村から郡山に向かうのに、あぶくま高地の最高峰である大滝根山の横を抜けて行く県道112号線を通って田村市滝根に向かうルートがあります。途中、2箇所ほどT字路を曲がらなければいけないのと、道がくねくねとしているので敬遠する人も多いのですが、近道であることにはまちがいありません。
このルートを通ると、村の最後の集落である第一区行政区で、こんなイルミネーションを見ることができます。巷にあふれる名物イルミネーションと比べればあっさりしたものかもしれませんが、郡山に向かって暗い夜道を走っている時には、ほっと一息つける灯となるにちがいありません。
イルミネーションは、夕方から、夜の10時過ぎまでついているそうです。
なお高田島とは、第一区行政区のあたりをあらわす旧名です。現在では、バスが通らなくなったバス停と、電信柱にこの名が残っているだけですが、土地の人たちは、自分たちの集落をこう呼んでいるのです。

晩秋のシロシメジ

131121シロシメジ

毒キノコの話をしたばかりですが、こちらは食べられるキノコです。こちらも、今年は遅くまで出ています。ふつうなら10月中旬ごろに生えるキノコなんですが、11月も下旬になろうという今頃になっても元気です。シロシメジ。

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131121シロシメジ

木の葉がたまったような、楢やクヌギなどが生えるところにあるんです。お味は、まぁまぁといったところです。
このキノコの特徴は、根元が膨らんでいるところで、ムラサキシメジの白くなったやつだと思えばいいかもしれません。そう覚えると、すぐそれとわかると思います。そしてよく見ると、茎に必ず赤い虫が入っているんです。ぜひ見つけてみてください。

1311シロシメジ裏側

11月24日、しまった、裏側の写真も撮っておけばよかったなと思って、また行ってきました。ということで、シロシメジは恥ずかしいかもしれませんが、裏側をお見せします。
群落を作るキノコですから、1ヶ所出ているところを見つけると、家族で食べるくらいの量はすぐに集まる、いや、食べきれないほどとれるときもあります。量がとれるから、キノコ狩りをするには楽しいキノコです。

毒らしからぬ毒(カキシメジ)

1311カキシメジ

今年は初雪が早いとか遅いとかいいますが、キノコにもそういう暦はあります。このキノコ、今年はずいぶん遅くまで出ています。今年が特別あったかいわけではなく、どっちかというと寒くなるのは早いような気もするんですが、狂い咲きなんかもありましたから、キノコ的にはあったかいのかもしれません。

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1311カキシメジ

このキノコ、カキシメジと申します。列をなして生えていて、おいしそうです。そして、けっこう食べられているようです。マツタケやシロシメジの近くに生えていて、見た目も地味で、いかにも食べられそう。で、あたっちゃうんです。
そう、声を大にしていっておきます。このキノコは毒なんです。死んだ人が出た例はないということですが、あたるのは宝くじとかだけにしておいたほうがいいと思いますよ!

発見、石畳の滝

1311石畳の滝

新しい滝を見つけました。石畳の滝です。新しい滝なのに、なんで名前がついているかって? わたしが名づけたからです。はつお命名です。
この滝は、村の南のはずれに近く、国道399号線からカタカナの地名、マリ山に向かう村道から見えるところにありました。川の流れも、マリ山から流れ出ています。
傾斜の緩やかな、水遊びでもすれば楽しそうな流れです。藪がたっぷり育っていて近づけないのですが、お尻で滑って滝つぼに飛び込む限りは、そんなに危険はなさそうです。
下川内は、放射線量が高いところがところどころにありますから、危険な数値でないのを確認して、周辺整備ができたらいいなと思っています。

むきむきムキタケ

1311ムキタケ

ムキタケといいます。ムキムキマンの親戚ではないのですが、さて、なんでこんな名前になったのか、ご存知でしょうか?
このキノコ、煮たり茹でたりすると、キノコの皮がすぐむけるんです。だからムキタケというんですね。

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1311ムキタケ

ムキタケは、食べられます。ブナなどの落葉樹の大木の、それも枯れた木に宿って出てくるのがふつうなので、たいてい山の奥のほうで生息しています。なのでなかなか見つけられません。実はわたし、この年になるまでムキタケを野生の状態でみることがなかったくらいです。
ひとつには、このキノコ、秋のほんの2週間くらいしか出ていないんです。たとえば一般にお値打ちとされているマツタケなどは、1ヵ月半くらい出ていますから、たとえ数が少なくても、目の色を変えて探す人の目に触れるチャンスも増えるわけです。ある意味、マツタケ以上に貴重なキノコ、ともいえます。
しかもこのムキタケは、たいへん珍しいことに、川に倒れかかった木から出ていました。川からの湿気や、いろんな条件がムキタケにちょうどよかったのだと思います。珍しいこと珍しいことで、わたしは満足でした。
このムキタケ、わたしは栽培品を食べたことはあります。なので味は知ってます。とてもおいしいキノコです。山には珍しくても、お店には並んでいますから、食べてみてください。

夫婦杉、円満

1311夫婦杉

本日は未開の楽園を探索してきました。川内村にはいいところがまだまだたくさんありますが、いやはや、薮がすごくて、近寄れない。ちょっとずつ雑草などを払って歩きやすくしていますが、先は長いです。いっしょに整備をしてやろうという心意気のある方がいらしたら、ぜひご連絡ください。
というお誘いはともかく、本日の収穫は夫婦杉です。これ、これまでうん百年、名前がないままでしたかので、このたび、はつおが命名しました。以後お見知りおきをお願いします。
場所は不動渓谷。不動の滝の近所なのですが、これもはつお命名です。名前のないところばっかりで、あとになって人に説明するのに困っちゃうから、これからもどんどん名前をつけていきますよー。

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1311夫婦杉

さて、肝心の夫婦杉のお話です。ご覧ください。根本から2本になっています。この木が生まれたばかりの頃、きっとなにかがあったのでしょうけど、とても珍しいことになっています。
夫婦の木って、こんなふうに二股になっている木のことをいいますが、ふつうは植林した木と植林した木がお互いにすり寄っていって、そのうちくっついてしまうものなんです。
でもこの夫婦杉はちがいます。生まれたばっかりの頃に、なぜか二股に分かれているんですね。貴重です。

秋のムラサキシキブ

1311ムラサキシキブ

冬になる前に、きゅっと寒くなる一時期があります。その頃が川内村の初霜の時期。ムラサキシキブは1ヶ月前にもご紹介しましたが、秋深まり冬になる直前のムラサキシキブは、また別の美しさを楽しませてくれます。

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1311ムラサキシキブ

10月にご紹介したムラサキシキブは青い葉をつけていましたが、いまや落ちるべき葉はすべて落ちてしまって、紫の実だけが鮮やかに目に入ってきます。
夏の元気なムラサキシキブも美しいですが、晩秋のムラサキシキブもたいへん美しい。
平安時代の美と色を美しい文章に残した紫式部さんは、さて、どちらのムラサキシキブがお好みだってのでしょう。

高塚山の初雪

1311高塚の初雪

11月14日に、高塚山のてっぺんに登ってきました。ここは川内村にふたつある、標高1000メートル以上の山のひとつです。ちょうど前日に降ったものらしく、山は白い姿で迎えてくれました。

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1311高塚の初雪

もうひとつの標高1000メートルの山は大滝根山です。すぐ隣にありますが、ひとくくりではなく、ひとつひとつの山として数えてくださいね。
今年は、カメムシが多かったから雪が多いのだという人がいます。どういう根拠があるのかわかりませんが、長年の経験からいわれていることだから、けっこうあたるのかもしれません。
ただし、だから初雪が早かったというわけでもなく、毎年この時期になれば、山のてっぺんではいつ雪が降ってもおかしくありません。
山のてっぺんに降る雪よりも、平地の方に霜が降りると、季節は明らかに変わります。