川内村観光協会

ツツジの狂い咲き

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ツツジは春先に花をつける美しい花です。川内村の花はドウダンツツジです。ツツジと川内村は、なかなかのご縁があるようです。ところでこの秋には、こんなことがありました。

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秋も10月の末日になってのことでした。異常気象というのか、たまたまというのか、何日間かあったかい日が続いたことがありました。真夏とは言わないけれど、ちょっとした夏を思わせるような、ぽかぽかした陽気でした。
そしたらなんと、ツツジが咲いちゃったのです。下の写真を見ると、まわりがなんとなく寒々しいでしょう? わたしがうそついてるんじゃなくて、ツツジが季節をまちがえちゃったのです。そういうことも、あるんですね。

1310ツツジの狂い咲き

錦を飾るニシキギ

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紅葉の季節、美しく山を彩るのが、このニシキギです。ニシキギを漢字で書くと、錦木。錦の木と書くのですから、いかにも美しい名前です。

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ニシキギは庭木や生垣、盆栽にされることが多い木で、紅葉が見事なのが特徴です。
公園や庭木には、必ずといっていいくらい、このニシキギが仲間入りをしていますから、チェックしてみてください。
美しい紅葉が美しい着物の錦にたとえられたので、この名がついています。
紅葉の美しい季節にニシキギに出会えれば、いかにも錦が飾られているように思えるにちがいありません。

1310ニシシギ

サワフタギという名がおもしろし

1310サワフタギ

サワフタギっていいます。ご存知の方、いらっしゃいましたか? 知らない人が多いのではないかと思うのですが、観賞用植物として、ひそかな人気なのです。そして山では、こんなかわいい紫の実をつけています。

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サワフタギとは、沢蓋木と書くようです。沢に多い植物だから、こういう名前になったのだろうと思いますが、蓋木というのは、横に広がって沢をふさいでしまう様子を表しているのだということです。ある意味わかりやすい名前のような気もしますが、やっぱりおもしろネームに分類されるのではないかと思います。
初夏には小さな白い花をつけます。
植物園や庭木、盆栽などで見かけることもあるかと思いますから、そのときはお見知りおきをお願いします。

1310サワフタギ

小春日和の梅の花

1310梅の狂い咲き

10月末だというのに、梅が咲いていたというお話です。下川内西山橋のすぐそば。第6区集会所のすぐ隣でした。梅の狂い咲き、というやつです。

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梅が狂い咲いた数日間は、それまでの寒い日が一転、ちょっとぽかぽかした日が続きました。なので梅も、よもや11月になるなんて思わずに、すっかり春だと思って花を咲かせてしまったものだと思われます。
ところで小春日和ということばがありますが、これってぽかぽかした春の陽気のことじゃないんですね。ご存知でしたか? 小春日和とは、晩秋から晩冬にかけての寒くなりかけたころ、移動性高気圧が幅を利かせて、これでおだやかにあたたかい日のことを言うのです。そう、ちょうど今頃のことなんですね。
春になってぽかぽかしてきてから「いい小春日和だ」なんていうと、それこそ狂い咲きになっちゃいますから、気をつけたいものだと思います。

1310梅の狂い咲き

復興バス

1310復興バス

正面に、川内村のイメージキャラクターのモリタロウくんをつけて、川内村を走るバスです。
同じバスが2台あって、1台は村の中心部の車庫に待機しています。

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常磐交通による川内村のバス運行は、震災前までは富岡駅から第一区の小塚までとなっていました。かつては船引駅や小野町へと、各方面にバスが走っていましたが、ずいぶん前に富岡小塚線以外は廃止となっていました。
震災後、富岡駅からのバス運行が不可能であるため復活したのが、小野新町駅から川内村役場を経由してゆふねまでのバス路線です。
このほか、福島交通が船引駅から都路経由でゆふねまでのバスを走らせています。ゆふねから先の20km圏内のエリアのバス運行がなくなったままであるのと、川内村と小塚を結ぶバス路線は、震災で運休となったまま、今に至っていますが、これまでバスが走らなくなって久しい地域にバスが走るようになりました。

1312村を走るバス

かやぶき屋根の家

1310茅葺き屋根の家

美しいかやぶき屋根のおうちがあります。今年屋根を葺き替えたばかりで、あわせて改装もしました。新品のかやぶき屋根です。

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川内村のかやぶき屋根といえば草野心平さんの天山文庫が思い浮かびますが、個人の所有する家では、かやぶき屋根はどんどんなくなってしまって、今は川内村でもこれが唯一となってしまいました。
2013年改装なので、よく見ると窓枠にアルミサッシがはいっているのが見えますね。
かやぶき屋根の家、吹き替えはたいへんだしいまどきは不便なことが多いですが、見ているだけであったかい気持ちになって、もしかすると雪の降る日なんかでも中はほんのりあったかいのではないかなぁ、なんて思わされたりします。

1310茅葺き屋根の家

アオモミタケ、キモミタケ、アカモミタケ

1310アカモミタケ

アカモミタケというキノコです。モミのような針葉樹林の地上に群生するキノコで、だからアカモミタケというのでしょう。ご存知でしたか?

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1310アカモミタケ

カサの表面には、クレーターのようなくぼみができるのが特徴です。炒めもの、汁もの、揚げものと、どんな料理にしてもおいしいキノコなのですが、もしかして、このキノコが食べられるのを知らない人が多いんじゃないかと思うのです。
というのも、とられた形跡がないアカモミタケに出会うことが多いのです。こんなところで紹介しちゃうと、みんながおいしいのに気がついてとられるようになっちゃうかな? お土産物屋さんなどでも売ってます。

1310アカモミタケ

容赦ない毒、ヨウシュヤマゴボウ

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スーパーマーケットや八百屋さんではヤマゴボウなる山菜が販売されていますが、それの親戚のような名前がついています。ヨウシュとついているのは、洋酒ではなくて洋種という意味なのですが、ヤマゴボウとは親戚関係もなにもない、まったくの赤の他人です。そしてこれは、毒草なのです。

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漢字で書くと、ヨウシュヤマゴボウは洋種山牛蒡ですが、別名をアメリカヤマゴボウとも言います。その名の通り、アメリカからやってきた外来種です。日本に入ってきたのは明治時代初期ということですから、外来種でも年季が入っています。そして今では、すっかり雑草化して根付いてしまっています。
ヨウシュヤマゴボウの実は、なんだか一見食べたらおいしそうですが、しかし危険。実も毒、茎も毒、葉も毒、根も毒と堂々とした毒草です。中でも種は、一番毒性が強いらしいので、ブルーベリーかなんかと勘違いして食べてしまうとたいへんなことになります。最悪、死んでしまう毒草ですから、気をつけてください。さわるだけでもやめたほうがいいです。
下の写真は、わたしの影がバッチリ写っています。ヨウシュヤマゴボウの毒性にびくびくしていて、影が画面に入っているのに気がつかなかった、わけではないんですけどね。

1310ヨウシュヤマゴボウ

睨むヘビ(テンナンショウ)

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テンナンショウという植物で、漢字で書くと天南星なんだそうで、いかにも南国の植物っぽいですね。これ、別名をヘビノマクラといいます。見れば一目瞭然ですね。

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子どもの頃、これを見るのが怖かったのを思い出します。なぜって、なんだかヘビににらまれているみたいじゃないですか。川内村はカエルの郷といわれますが、テンナンショウににらまれたはつおは、さしずめヘビににらまれたカエルになってしまうのです。
もちろん、今となっては、こんなものヘでもなく、平気な顔をして写真が撮れるまでに成長いたしましたけれどね。

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カメレオンの実(ツルウメモドキ)

1310ツルウメモドキ

美しい黄色い実が実っています。これ、あと1週間くらいすると、パカッと割れて、黄色が赤く変身します。これが美しいので、生け花などに使われることが多い実です。
実が赤くなったらまた撮影に行ってきますが、まずは黄色い実の状態でご報告です。
黄色から赤に、色が変わるところなど、カメレオンみたいな実なのであります。

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ということで、黄色いツルウメモドキを撮ったのは10月23日でしたが、それから1ヶ月後、11月22日のツルウメモドキの姿をお届けします。

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ご覧のように、実がはじけて、黄色から赤に、すっかり変身しています。