川内村観光協会

容赦ない毒、ヨウシュヤマゴボウ

1310ヨウシュヤマゴボウ

スーパーマーケットや八百屋さんではヤマゴボウなる山菜が販売されていますが、それの親戚のような名前がついています。ヨウシュとついているのは、洋酒ではなくて洋種という意味なのですが、ヤマゴボウとは親戚関係もなにもない、まったくの赤の他人です。そしてこれは、毒草なのです。

漢字で書くと、ヨウシュヤマゴボウは洋種山牛蒡ですが、別名をアメリカヤマゴボウとも言います。その名の通り、アメリカからやってきた外来種です。日本に入ってきたのは明治時代初期ということですから、外来種でも年季が入っています。そして今では、すっかり雑草化して根付いてしまっています。
ヨウシュヤマゴボウの実は、なんだか一見食べたらおいしそうですが、しかし危険。実も毒、茎も毒、葉も毒、根も毒と堂々とした毒草です。中でも種は、一番毒性が強いらしいので、ブルーベリーかなんかと勘違いして食べてしまうとたいへんなことになります。最悪、死んでしまう毒草ですから、気をつけてください。さわるだけでもやめたほうがいいです。
下の写真は、わたしの影がバッチリ写っています。ヨウシュヤマゴボウの毒性にびくびくしていて、影が画面に入っているのに気がつかなかった、わけではないんですけどね。

1310ヨウシュヤマゴボウ

緯度37.316728 経度140.772014

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