早春の純白な美しい花「コブシ」
どうしてコブシの名になったって?
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この畑に植わっているのは、たらの木です。
たらの木はタラノメができます。タラノメはごぞんじのとおり、春の上等な味覚です。
そんな上等な味覚をひと足早く味わってもらおうと、こんなタラノメ畑があります。
このまるい物体はなんでしょう? これはフジの木についているこぶであります。木に寄生する虫こぶではありません。こぶはこぶでもフジ自身が生んだこぶです。
ご存知、イチョウの登場です。イチョウといえば、秋に黄色い葉をつけた様子が目に浮かぶと思いますが、冬にもイチョウは生きています。ご紹介するのは、寒い冬に耐えている、そんなイチョウの姿です。
イチョウは生きた化石といわれています。というのは、現生する種子植物としては最古の部類に入るからということです。イチョウの祖先は、古生代末期のベルム紀に起源を持つ裸子植物ということで、ベルム紀といえば2億年以上も前の話ですから、なんとも木の長い話、いや気の長い話です。
そしてイチョウは雌雄異株で、オスとメスがいます。オスの木から飛んだ花粉はメスの木にたどりつくと、そこで鞭毛をつけた精子となります。イチョウには精子があるんです。ご存知だったでしょうか。
ちなみにイチョウの精子は平瀬作五郎が1896年に発見しました。日本人の世界的発見です。ついでに書いておくと、ソテツの精子は1898年に池野成一郎が発見しました。すごいですねー。
トチが春を迎える準備をしています。トチは、昔々の貴重な食材でした。
赤い冬芽が、雪の季節に映えています。色のない季節に、こんな赤い冬芽を見るのは、それだけでうれしい感じがします。
雪が降ったり凍りついたりと、あいかわらず寒い日が続く川内村ですが、それでも春はわが川内村に、一歩一歩近づいてきています。春を告げるフクジュソウが咲いているのを発見です。川内村にひと足早い春。わくわくしてしまいます。
かしわといえば、かしわ餅やらかしわ手やらと、縁起のいい表現をされることが多い「かしわ」。そのかしわが木になったのがこの「かしわ」です。