川内村観光協会

天山文庫なう

1402天山文庫

道路の改修工事をおこなっていたため、休館となっていたかわうち草野心平記念館が再開しています。でもその後、2週間続けて週末に降った大雪で、いつもは見られない雪化粧の天山文庫となっています。

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1402天山文庫

草野心平先生が愛した天山文庫は、こんな感じになっています。茅葺き屋根からつららが下がって幻想的姿です。

1402天山文庫

先生の指定席だった囲炉裏の部屋から見ると、つららが茅の色に染まって美しい色合いを見せています。冬の日に、心平先生もこんな色を眺めたことがあるかもしれません。

1402天山文庫

入口の様子はこんな感じ。大きな機械が入れないところであるのと、いまだ村内の主要道路の除雪作業が続いているので、こちらは手作業で歩く道路が確保されています。

1402天山文庫

あぶくま民芸館前の駐車場はごらんの通りクルマが入れる状態ではないので、もうしわけございませんが、北側の駐車場(現在は一部を川内村復興組合が使っています)をご利用の上、歩いてあぶくま民芸館までお出でください。まもなく雪も溶けるし、除雪作業も進むとは思いますが、今しばらく、よろしくお願いします。

酒樽の天山文庫

1305天山文庫

川内村には、かわうち草野心平記念館があって、詩人の草野心平が愛した天山文庫があります。晩年の心平先生は、ここに足しげく通い、詩を書き、庭の池のコイをかわいがり、季節を眺めていたものでしたが、ここに、こんな書庫があります。おもしろいかたちをしていますが、これは実は酒樽であります。

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草野心平先生が川内村の名誉村民となったのは1960年のことですが、このとき村は、名誉村民となった心平先生に木炭100俵を贈っています。この木炭は心平先生にはもてあますものだったのですが、心平先生はこの礼として、ご自身の蔵書3000冊を村に寄贈することにしたということです。
東京にお住まいの心平先生にとって木炭100俵もたいへんな量でしたが、村としても3000冊の貴重な蔵書もまたたいへんなもので、保管場所を何とかしなければいけないということで始まったのが、文庫建設の話です。
天山文庫の設計は日本建築の権威の山本勝巳氏でした。山本勝巳さんは俳優山本學、山本圭、山本亘兄弟の父で、天山文庫の他、美ヶ原高原ホテルや会津武家屋敷日新館の設計も手がけられました建築家で、独立以前は大林組にお勤めだったということですが、今、除染で川内村を拠点にしているのが大林組ですから、ご縁は不思議なものです。
天山文庫は、やがて村民が一木一草を持ち寄って、労働を奉仕してできあがりました。
文庫設立にあたっては、心平先生の友人が設立発起人として名を連ねていますが、そこには井上靖、金子光晴、唐木順三、河上徹太郎、川端康成、小林勇、高村豊周、武田奉淳、谷川徹三、武者小路実篤、林野四郎、、山本健吉らのそうそうたる名前が並んでいます。
この天山文庫に少し離れて、この不思議な建物が建っています。これは亨保3年(1717年)創業の老舗日本酒メーカー「花春」さんが寄贈してくれたもので、酒樽であります。心平先生より寄贈された本のうちの一部が、こちらに収められているのですが、お酒の好きだった心平先生の天山文庫らしいエピソードだと思います。

CMかわうち篇

14CMかわうち村篇

福島放送のCM大賞に応募した参加作品、その一つめは「かわうち篇」。天山文庫、千翁川、いわなの郷、館山公園などがロケ地に選ばれています。

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川内村の自然の村長モリタロウが立っているのは、いわなの郷の養殖池とコテージです。天山文庫は、特徴的な茅葺き屋根がアップで紹介されています。下川内が見渡せる館山公園展望台からの眺めで、CMは締めくくられています。

「かわうち」篇スタッフリスト

Production:国際アート&デザイン専門学校/Creative:佐藤充/Planner:大越愛香・丹野優菜・戸澤歩香/Copy Writer:大越愛香/Cameraman:丹野優菜・戸澤歩香/Editor:丹野優菜・戸澤歩香/Music:今泉真敏/Voice Actor:斎藤あゆみ/Actor:川内村のみなさん/Client:川内村

草野心平記念館の休館について

工事中の草野心平記念館

川内村の誇り、草野心平ゆかりの天山文庫をはじめとする文化遺産の草野心平記念館は、現在休館中です。
草野心平記念館へのアクセスはちょっときつめの坂を登っていくことになるのですが、ここの舗装工事をしています。
工事が完了しだい公開再開とさせていただきますが、おおむね、1月いっぱいまでは休館の予定です。
再オープンまで、いましばらくお待ちください。

こりゃでっかいっ巣(キイロスズメバチの巣)

1311キイロスズメバチの巣

これはでっかいのを見つけました。キイロスズメバチの巣でございます。ここまで立派な住居を造るには、キイロスズメバチもさぞかし苦労なさったことだろうと思います。

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1311キイロスズメバチの巣

これは、天山文庫の入り口で見つけたものです。でも、今となってはもう怖くありません。この巣を見つけた11月には、女王蜂が冬眠に入ってしまっているので、この巣にはハチは1匹も住んでいません。空き家なのです。スズメバチは翌年にはまた別の巣を作って暮らします。住居を使い捨てで使っているようなもので、なんともぜいたくな連中です。