川内村観光協会

高塚高原

1305高塚高原

川内村でもっとも高い一帯をご案内します。それは同時に、あぶくま山系の最高峰の一帯でもあります。では、高塚高原へ、ようこそ。

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高塚高原は、川内村第二の高山、高塚山を中心とした高原地帯です。あぶくま山系の最高峰は大滝根山で標高は1,192メートルです。大滝根山は川内村と田村市滝根にまたがっていて、この山麓、川内村側に標高1,066メートルの高塚山があります。
村の花となっているサラサドウダンツツジやシロヤシオなど、高山植物の大群落のある、川内村きっての観光地でもあります。
このエリア、まだ本格的な除染がおこなわれていないため、高塚山キャンプ場もオープンとなっていませんが、立ち入りが制限されているものではありません。線量も0.5μSv/hと、一時に比べるとぐんと低くなっています。

1305高塚高原

高塚高原には、いくつか見どころがあります。6月のいい季節には、サラサドウダンが咲き乱れる散策道、その先にどんと控えるペラペラ石、そして駐車場の反対側の高塚山頂上への登山道となります。
高塚山頂上(地図では高塚ボッケと書かれています)は駐車場からほんの5分ほど登山道を歩けば到着します。高塚ボッケからは、眼下に風力発電のプロペラ群を見ることができるほか、天気のいい日には、遠く太平洋を望むこともできます(沿岸の原子力発電所は山に隠れて見えません)。
高塚ボッケは放射線量が0.4μSv/hと、標高が低い駐車場よりさらに低くなっています。反対にぺらぺら石方向は、少し高め。意外にも、林の中の途中の道の一部に、1.0μSv/hほどあるところがあります。
村としては、まだまだおいでくださいといえるような環境ではないと思いますが、目に見えない線量以外はもとと同じような、美しい環境が広がっているのです。

1305高塚高原

山の身分証明、三角点

1306三角点

高塚山の頂上に来てみました。山のてっぺんには、てっぺんを示す目印があります。立派な看板のこともありますが、川内村の山のてっぺんは、ひっそりとしています。足元をよく見るとこれがあります。三角点です。

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三角点とは、国土地理院が設置した、地図を作ったり各種の測量の基準となるもので、地籍測量や地殻変動の調査などに使われます。
三角点には、一等から五等までの三角点があります。ちなみに高塚山のてっぺんの三角点は、四等三角点でした。
四等の三角点は2kmおきに設置されていて、石の一辺は12cm。そのものが埋まっているだけではなくて、柱石の下には磐石も埋設されています。まさに磐石の構えです。ただし三角点は、特に山のてっぺんに忠実に立っているわけではないので、三角点の数値がそのまんまその山の標高ではないこともあるんだそうです。
川内村の三角点めぐり、わたしも大いに興味があるのですが、すぐ見つけられるところと、いくら探してもさっぱり見つけられないところがあって、なかなか奥が深いテーマになりそうです。
ちなみに国土地理院が少し前に発表したところによると、一等三角点は日本全国に974ヵ所、二等が5060、三等が32325、四等は70095ヶ所あるということです。

高塚山の初雪

1311高塚の初雪

11月14日に、高塚山のてっぺんに登ってきました。ここは川内村にふたつある、標高1000メートル以上の山のひとつです。ちょうど前日に降ったものらしく、山は白い姿で迎えてくれました。

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1311高塚の初雪

もうひとつの標高1000メートルの山は大滝根山です。すぐ隣にありますが、ひとくくりではなく、ひとつひとつの山として数えてくださいね。
今年は、カメムシが多かったから雪が多いのだという人がいます。どういう根拠があるのかわかりませんが、長年の経験からいわれていることだから、けっこうあたるのかもしれません。
ただし、だから初雪が早かったというわけでもなく、毎年この時期になれば、山のてっぺんではいつ雪が降ってもおかしくありません。
山のてっぺんに降る雪よりも、平地の方に霜が降りると、季節は明らかに変わります。

2013年版高塚山なう(満開)

20130607サラサドウダン

6月7日高塚山駐車場にて。サラサドウダンツツジ

川内村の、震災前からの観光スポット、高塚山の様子です。
高塚山はあぶくま山系の最高峰、大滝根山のすぐ左側に位置していて、山頂付近には駐車場スペースやキャンプ場が用意されていて、気軽なハイキングが楽しめます。
現在はヤマツツジとサラサドウダンツツジが見頃を迎えています。

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20130607ツツジ

6月7日高塚山駐車場付近にて。ヤマツツジ

残念ながら、このエリアは村内の居住地域と比較すると放射線値がやや高いので、恒例だった高塚山山開きのドウダン祭りも、2011年の震災以降おこなわれていません。
現在のこのエリアの空間線量は、高塚山駐車場で0.5μSv/h前後、高塚山山頂付近で0.7μSv/h前後となっています。
数値は少しずつ下がっていますが、ツツジ観賞に出かけられる方は、これらの環境をご理解いただきますようお願いします。
当地の植生には、いまのところ震災以前との変化は,まったく見られず、例年と同じように、ツツジが花をつけています。