川内村観光協会

はつおが行く!

村の迷・里山博士、秋元はつおが川内村を探検します。世界的にも珍しいもの(ほんとか?)、川内村ならではのほっこり名所、いろいろあります。今後も増えます。はつおさんに、案内してもらいましょう!

馬頭観音

1403馬頭観音

いま、川内村に馬の姿はありません。でもかつて、川内村と馬は、切っても切れない関係にあったようです。そんな名残が、村のあちこちにある観音様になって、残っています。

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江戸時代、延亨4年(1747年)、領主に提出した資料があります。それによると、上川内村には192戸があり、人間が972人、馬が358頭となっています。同じく下川内村は205戸、人数1,047人、馬が342頭となっています。馬と人が、同じように届けるべきものだったわけですね。
馬は江戸時代には農耕馬として、そして明治以降は軍馬として大事にされ、川内村はその生産基地として名をはせたのでした。
そんな大事な馬が不慮の死をとげたり、あるいは自分の家で家族のように暮らした大切な馬が死んでしまったときなど、供養のために立てられたのが馬頭観音、馬頭観世音です。

1403馬頭観音

下川内字原にあるこの馬頭世音は、すでに摩耗していて年代もわかりません。江戸時代か明治時代のものか、さて? どなたが作ったのかもわかりません。でもここには、石塔の隣に、こんなふうにかわいい馬がいます。誰がいつ作ったものか、知りたいところですね。
ちなみに馬産地川内には108基の馬頭尊の石塔があります。

ミズキの木の春

1403ミズキ

赤い冬芽が、雪の季節に映えています。色のない季節に、こんな赤い冬芽を見るのは、それだけでうれしい感じがします。

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1403ミズキ

ミズキはやわらかい木で、その名前のとおり、木を切ると水がいっぱい出てきます。水の木。だからミズキという名前がつけられています。

1403ミズキ

この木はなんといっても、みなさんがご存知のところでは「こけし」です。この木はこけしになる木なのです。きっとみなさんのおうちにも、ひとつふたつのミズキから作られたこけしが存在するのではないでしょうか。こけしのほか、印鑑や杖にもなります。
新春におもちをぶらさげて飾る稲穂つけ(いなぼつけと濁って発音することもあるみたいです)には、このミズキの木がないとできあがらないといわれています。

1403ミズキの団子さし

福寿草咲きました

1403福寿草

雪が降ったり凍りついたりと、あいかわらず寒い日が続く川内村ですが、それでも春はわが川内村に、一歩一歩近づいてきています。春を告げるフクジュソウが咲いているのを発見です。川内村にひと足早い春。わくわくしてしまいます。

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フクジュソウの花言葉は「幸福を招く」。その名も福寿の草ですから、なんとも縁起がいい花です。ごぼうのような根っこは強心作用や利尿作用があるとされていますが、そんな科学的なことやら言い伝えや名前ではなく、この花を見れば問答無用で幸せな気持ちになる。だからこそ福寿草という名前がついているんだと思います。
個人のお宅のお庭ですが、小さな春を見つけましたので、道端からそっとのぞかせてもらいました。

1403福寿草

川内村のレーダーサイト

1403自衛隊

川内村には、航空自衛隊の通信基地があります。日本屈指のレーダーサイトを擁し、日本の安全を守っています。

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大滝根山分屯基地という名のとおり、川内村が背にしているあぶくま山系の最高峰、大滝根山の頂上一帯にあります。大滝根山の山頂三角点は、自衛隊の敷地内にあるのです。
ここでは、日本に侵入する弾道ミサイルや航空機に対し、24時間態勢で警戒監視などをおこなっています。
敷地は全域が川内村分になり、独身の隊員はここに駐在して寝泊まりをしているということですが、標高1000メートル以上あるところですから、冬は厳しい気候にさらされます。航空自衛隊WEBサイトによると、過去10年間の2月の平均気温は-5度、最低気温は-18度となっています。

1403自衛隊

木戸川第一発電所

1304木戸川発電所

川内村の南の山に、木戸川第一発電所があります。東北電力の水力発電所です。

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しかしどうでしょう。この眺め! 美しい河川の流れを見ながら、わたしとデートしませんか? いやいや、下心あってのご提案ではありません。散策です、散策!
この周辺では、原生林のある場所でもあり、春の芽吹き、秋の紅葉が美しく、また、こよう、となることうけあいです(拍手するところです。紅葉とこようをひっかけてみました)。
また近くには、樹齢たっぷりの大木も多く残っています。そしてまた、なんとかつて、このへんを走っていた森林鉄道の跡も、わずかながら見ることができるのです。
なんとも魅力のあるエリアなのですが、未開拓、未整備ですから、なかなか皆さんをお連れすることができない、川内村の秘境の地なのであります。

1304木戸川発電所

ゼンマイの芽吹き

1304ゼンマイ

これは川ゼンマイと呼ばれるゼンマイです。下川内の木戸川第一発電所の近くで見つけたゼンマイの芽吹きをご紹介します。

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ゼンマイは、川沿いの大きな岩に出てくるタイプと、山の斜面に出るタイプとがあります。川沿いの岩に出るのを、川ゼンマイなどというのです。
最初の写真は、芽吹いた頃のゼンマイです。下の二枚目の写真は、みなさんよくご存知のゼンマイの姿ですが、これは芽吹く前の姿で、つまりゼンマイは芽吹く前に食べるもの、なのです。
山奥に山菜取りに行けない人たちが、よく大きな河川の岩を渡り歩いて川ゼンマイをとろうなどというのはたいへん危険な収穫作業になります。ゼンマイ取りにはくれぐれもご用心を。

1304ゼンマイ

放射能検査室新築工事

1403検査室工事

上川内前谷地地区で、こんな工事をやっていました。食品放射能測定場建設委託事業とむずかしいプロジェクトの名前がついていますが、食品の放射能検査をして、村人の安全を守ろうという施設です。

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これまで、川内村には食品放射能測定場が7ヶ所ありました。第一区から第七区まで、各行政区に1ヶ所ずつで、それぞれ各地区の集会所に間借りするかたちで運用されていました。第八区は、いまだ居住ができず耕作もできないので、検査場も開設されていません。
これが4月から再編成されて、村に4ヶ所に集約されることになりました。第一区、第三区、第五区、第六区の4ヶ所です。そして今度は、集会所の間借りではなく、専用の検査室を設けることになり、その新築工事が、これです。第五区は集会所を新築したところで、取り壊した小学校の教員住宅が残っていたのでそれを使うことに。第六区は集会所をふたつ持っているので、そのひとつが検査場となります。残る二つは、新たに建物を新築して検査を行います。
検査場は、基本的には検査機やコンピュータが置ければいいのですが、現在の検査方法では食品を均一化させる必要があるため、液状にしたりジューサーにかけたりといった台所仕事も必要になります。ということで、お風呂こそありませんが、そこそこの一軒家ができ上がることになるわけです。

1403検査室工事

とっかん工事?

1403雪寒工事

なにかの工事をしています。なんの工事なのでしょう? 文字がはがれてよくわからなくて、看板の前でしばし悩んでしまいました。

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どうやらこれ、とっかん工事ではなく、雪寒工事と書いてあったようです。折檻工事ではありませんよ。そんな恐ろしい工事はしてもらいたくありません。石棺工事は原発事故の収束のためにやらなければいけないはずですが、まだ始まっていません。いずれにしろ、この工事とは関係がありません。
看板を読んだまま理解すれば、凍結防止剤を自動的に散布する機械の設置工事をしているようです。凍結防止剤は塩化カルシウムを使うことが多いようで、すでにこういう機械が設置されている地区もあるということですが、どんな工事で、どんなものができあがるのか、そして一番興味深いのは、この機械ができ上がるのと、春になるのはどちらが早いか、ということです。

1403雪寒工事

かしわの冬芽

1403かしわ

かしわといえば、かしわ餅やらかしわ手やらと、縁起のいい表現をされることが多い「かしわ」。そのかしわが木になったのがこの「かしわ」です。

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春になって芽が出るまで、前の年につけた葉が残っているのが特徴で、それゆえに「代が続く」「家系が代々続く」といわれ、家を守るため、庭にはかしわの木を1本植えておくといいといわれています。
こんな話、ご存知でしたか? そしてあなたの家のお庭には、かしわの木が植わっていますか?

1403かしわ

金銀花またの名を

1402金銀花

オリンピックの興奮さめやらぬ昨今でありますが、この植物は和名をスイカズラといい、金銀花とも呼ばれます。金メダル銀メダルの話題でにぎわっているからこの花があるのではありません。この花、わたしは美しく、また神々しいと思うのであります。

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この花は、別名を忍冬といいます。読み方は「にんどう」。冬を忍ぶ、そのままの、いい名前だと思います。この植物は5月から7月に花をつける常緑のツル植物なのですが、ツルは枯れないで冬の寒さに耐え、春に美しい花を咲かせます。
またこの植物は、古来より漢方薬として利用されていて、解熱、解毒、殺菌などを効能として売られてもいます。
金銀花という名前は、春になると白と金色花が咲くことからついた名前です。金銀貨と勘違いして喜んでいた人がいましたが、世の中、銭金に一喜一憂してはいけません。金がなくても、寒い冬を忍んで耐えていれば、春には花が咲くのです。