川内村観光協会

はつおが行く!

村の迷・里山博士、秋元はつおが川内村を探検します。世界的にも珍しいもの(ほんとか?)、川内村ならではのほっこり名所、いろいろあります。今後も増えます。はつおさんに、案内してもらいましょう!

植物のすごさ。すごいフジ

1403割山

寒い冬の日、フジの木を見つけました。このフジの木がすごい。なにがすごいって、すごいんてす。どこから出ているのかを確認したら、あなたもびっくりです、きっと。

(さらに…)

このフジの木、コンクリートの吹付の水抜き穴から出てきているのです。栄養分もなにもないと思われる水抜きパイプですが、ここにたまたまフジの種が落ちて芽が出て、こんなに大きくなったのですね。すごいですねー。植物の力。
この木は、わたしの観察では10数年経っていると思われるんですが、10年前、フジの種が水抜き穴をめがけて飛び込んでくる、その瞬間を見てみたかったものです。そんな瞬間は見ようと思っても見られるものではありませんが、そんな光景を想像しながら木を眺めるのも、また楽しいものであります。

臨時営業中

1306床屋さん

川内村には理容店が6店舗あります。髪を美しくかっこよく整えたいという気持ちに応えるべく、村の髪結い屋さんはがんばります。

(さらに…)

最近は毎日特売のような床屋さんも多いですが、村の床屋さんは昔ながら、ゆっくり座ってあれやこれやお話しながら、気持ちのいい時間を過ごす床屋さんです。
ある地区のこの理容店では、いまだ避難中なのですが、たまに来村した際にお店を開けて、村の人の髪形を整えていきます。これも、今の川内村のスタイルの一つかもしれません。

マツタケの森

1304村民の森

こんな林があります。よだれの出そうな林です。進入、採取はできませんが、こんな看板を見せられると、気もそぞろになってしまう人は多いのではないでしょうか。

(さらに…)

しかしでも、ここにマツタケは出ているのか。整備モデル林ですから出ればいいなと思うのですが、出ていないのです。残念。
マツタケには出るところ出ないところ、実は法則があります。マツタケも、気まぐれで出ているものではないからです。この林、そういうマツタケの性格からすると、どうもマツタケが好きそうな環境とは思えません。いっぱいお金をかけたのかもしれませんが、もったいない。
わたくしはつおは、姓を秋元といいます。フルネームで書くと秋元初夫でして、秋に元気になる夫なのですが、わたしく思うに、もう少し若い木の山を整備すれば……(以下略)と思ったりするのですが、残念なり。
この森は、遊歩道が整備されていればなかなかいい森なのですが、森に入るときには、迷子にならないように気をつけてくださいね。

1304村民の森

ビロードシダ

1304ビロードシダ

ビロードシダ。ビロードのようなシダだからこういう名前になったというわかりやすさですが、ビロードシダに出会うのは、なかなか簡単ではありません。

(さらに…)

以前にご紹介したハチジョーウラボシはそんなに珍しいものではありませんでしたが、このビロードシダは、川内中探し回っても、なかなか出会えるものではありません。どちらもウラボシの仲間なのですが、シダにもいろいろあるわけです。
見てもビロードのように見えますが、さわってみるとさらにそのわけがわかります。肌触りがビロードなのです。
岩などに着生することが多いということになっていますが、わたしが見つけたこのビロードシダは木に着生しています。

ぐるぐる矢車草

1305矢車草

深山の渓谷などによく生えている草で、葉柄50cm、花茎の高さ1mほどにもなる大きな葉です。矢車草の名前の由来は、葉の形を見れば一目瞭然、ですね。

(さらに…)

葉っぱの形、五月の節句にも使われる矢車に似ていますね。花びらはなくて、がくが花のように白く見えます。日本庭園にも使われる草で、野草愛好家の間では、鉢植えにして鑑賞されるお値打ちものです。野草店でも必ずといっていいほど売られていますね。
川内村の矢車草は売り物でもお土産品でもないので、お持ち帰りにならないよう、お願いいたします。

1305矢車草

コブシの冬芽

1402コブシ

コブシが、雪の中で冬芽を育てています。山のコブシは春二番目に咲くといわれています。一番先に咲くのはマンサクで、これは3月中旬に咲きます。コブシは3月下旬から4月上旬。あと、もう少しで春がやってきます。

(さらに…)

コブシの冬芽は、ごらんのように、ダウンコートをまとっています。寒さから守るためですね。セレブのお姫さまと同じです。ふさふさ。
こんなふうにあたたかくしてもらっているから、美しい花が咲くのです。

1402コブシ

白木耳

1307キクラゲ

白木耳とはいい漢字をあてたものです。木の幹から色白の耳がはえているようです。白木耳と書いて白キクラゲと読みます。白いキクラゲは、珍しいんですね。

(さらに…)

小さい頃から野山を歩くのが大好きで、幸せなことに、最近では野山を歩くのが仕事となっているわたくしですが、これまで何十年も生きてきて、自然のままの白木耳を見たことなんて、何度あったことでしょうか。
白いキクラゲはそれ自体が珍しいですが、大事なことは、これがおいしいのであります。
世界三大美人の一人といわれる楊貴妃が大好物だったという白キクラゲ。キクラゲもお腹いっぱい食べてみたいものですが、タイムマシンが手に入ったら、楊貴妃さんにもぜひお会いしたいものです。そのときは、川内村の白木耳をお土産に持参することにいたしましょう。

スギナとツクシの濃い関係

1304スギナ

つくしって知ってますか? お子さんからお歳を召した方まで、みんなご存知ですよね。土筆なんても書きます。春を彩る山菜ですが、このつくし、だいたい4月の中旬を過ぎると姿を消してしまうものです。そしてその後に出てくるものは、というのが今回のお題です。

(さらに…)

4月を過ぎてつくしが姿を消してしまうと、あとから出てくるものがあります。杉の木の形に似た野草で、その姿からスギナなんていわれています。土がちょっと酸性を帯びていたりすると、このスギナが大繁殖。庭がスギナだらけでちょっと困った景観になっちゃいます。取っても取っても、あとから出てくるもんだから始末が悪いです。
しかしてこのスギナ、実はつくしと同根なんです。つくしが終わるとスギナが出てきて、そのまんま晩秋までスギナの天下が続きます。スギナは食べられないから、山菜ではありません。つくしの季節の春は、おいしい季節でもあるのです。
よーく見ると、この写真にもすでにスギナが姿を見せていますね。緑色の、杉のふりをしているけど実はツクシ。見つけられますか?

民話・坂シ内の地蔵さん

1402地蔵

川内村には信号が二つあります。上川内と下川内に一つずつ。今日は、下川内の信号のすぐ横にある、お地蔵さんにまつわる民話をご紹介します。坂シ内とは「サカシウチ」と読み、この信号のあたりの地名です。

(さらに…)

昔々、下川内の坂シ内というところで、ばんかだに大火事がおきたんだど。その時、赤い着物を着た子どもが屋根から屋根に飛び越えて、火の粉を消したんだど。それで、2軒だけ焼け残ったんだど。
それで、火伏の地蔵様として、まつるようになったんだど。

1402地蔵

坂シ内は、下川内の住宅密集地です。大火事ともなれば、なかなか大きな災害になったであろうと思われます。お話ができたのがいつのことなのだかはよくわかりません。だいたい240年から250前ではないかとわたしは思っているのですが、残った2軒がどこの家とどこの家だったのか、なんていまさら詮索してはいけません。
ちなみに「ばんかだ」とは夕方のことです。漢字で書くと夕方ならぬ晩方なのでしょう。
このお地蔵さん、大事に屋根に守られていますが、大きく傾いて見えます。もともとお地蔵さんには屋根などつけてもらえないものでした。近年になって、屋根をつけてあげようということになった際に民家の屋根をさけて作ったために、こんなふうに芸術的な屋根になってしまったのではないかと思います。
今回の大雪で屋根が崩れたりしたところも少なくないのですが、こちらのお地蔵さんの屋根はもともとこの形です。余談でありました。

紋所とフタバアオイ

1402フタバアオイ

「この紋所が目に入らぬか」
ってのはよく聞くセリフでありますが、さてこの葉はなんでありましょうか? 日光東照宮へ行くと、その周辺にいっぱい見かける植物です。

(さらに…)

正解はフタバアオイです。東照宮にあるフタバアオイは、あとになって植えられたものじゃないかと思っていますが、このフタバアオイ、この紋所が目に入らぬかのお言葉のとおり、これはまごうことなく、徳川将軍家の葵の御紋になった植物なのであります。
ちなみに、わたくし、秋元の家にも家紋があります。秋元家の紋は「秋元瓜」というもので、キュウリを輪切りにした切った紋になっています。
徳川家の御紋とはちょっとちがいますが、これが秋元家の紋所です。目に入れたくないかもしれませんが、お目にかけることにいたします。
此方におわす方を何方と心得る。
恐れ多くもはつおが行く総大将、秋元はつお公にあらせられるのだー。

1402フタバアオイ