川内村観光協会

ウシコタケクロカワちがう名の同じ味

1310ウシコタケ

このキノコは、おいしいです。そして、マツタケより数が少ないです。わたしなんか、せっせと山を歩いても、めったにとれません。貴重なキノコですが、本日はみなさんにご紹介します。

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ウシコタケと紹介して、なんだかわかんない顔をする方は、おそらく関東の方ではないでしょうか。いや、そもそもキノコを知らない人は別ですけども。
ウシコタケというのは、どうやらこのへんの呼び名のようです。福島弁でしょうか、双葉郡弁でしょうか。川内だけでなく、もう少し広範囲に使われている名前が、ウシコタケだと思われます。共通語では、クロカワって呼ばれています。
どうしてウシコタケと呼ぶかって? それはこのキノコ、上から見ると牛の背中に見えるからです。牛の背中が、おいしいキノコに見えるようになったら、キノコ名人としてホンモノです(という言い伝えは残念ながらありません)。

1310ウシコタケ

カワウのテイクオフ

1310カワウ

川面にじっとたたずむ水鳥。これはカワウといいます。「はつおが行く」で紹介させていただいているものには植物が多いのですが、それはひとつには、植物は動いていないから、写真が撮りやすいからです。ご存知のように、鳥は飛びますから、はつお名カメラマンも、なかなか撮りきれません。
しかし今回は撮れたのです。美しいカワウの離陸です。一瞬を切り取る名カメラマン、秋元はつおがお届けします。

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1310カワウ

それにしても、カワウのウは鵜と書きますが、どうして「弟鳥」なのでしょう?そういう名前にするからには兄がいるのか、妹や姉さんはいるのか。両親の顔も見てみたいものであります。
しかしてこの「ウ」ですが、魚にしてみたら大敵。狙った獲物は逃がさない。だから長良川では鵜を使って魚とりをするのですね。わたしも狙った獲物を逃がさない名カメラマンになるべく、がんばります。
それにしても、最近は川内村にもウの姿が多いです。20年ほど前はめったに見かけなかったのですが、今では川はもちろん、平伏沼にもその姿が認められます。どうしてこんなに増えちゃったのでしょう? ウの家族の消息とともに、ご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。

1310カワウ

川内村もスポーツの秋

1310グランドゴルフ

花やキノコばっかり紹介していて、はつおには人間の友だちがいないんじゃないか、なんて心配をされてるかもしれないと思い、きょうは川内村の愛すべきじっさま、ばっさまをご紹介いたします。とっても楽しそうにグランドゴルフをされるお仲間たちです。「撮ってもいいかい?」とお伺いをたてると、快くOKをくれました。

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1310グランドゴルフ

このご年代の皆さまには、グランドゴルフのほかに、ゲートボールというすてきなスポーツを楽しまれておられる方々もいらっしゃいます。グランドゴルフとゲートボールと、どっちがどう楽しくて、どうちがうのかは正直わたしにはよくわかりません。はつおは、まだ若いのだ、ということにしておいてください。
写真を撮っている間に、おふたりから話を伺うことができました。ご存知の通り、川内村は2011年3月に全村民をあげて村から郡山市などへ向けて避難をしました。しかしその避難中のお話し、慣れぬ生活、慣れぬ居住空間で、すっかりノイローゼになってしまわれたということです。それで避難先を抜け出して川内村に一時帰宅。先に村にいたなつかしい仲間に誘われてグランドゴルフに参加したら、あら不思議、ノイローゼは一発で治っちゃったということです。
グランドゴルフがすごいのか、川内村がすごいのか。じっちばっぱには、いつまでも元気でグランドゴルフを楽しんでいただきたいと思いました。

秋の空に飛びなさい(ツクバネ)

1310ツクバネ

まるでプロペラみたいだと思いませんか? まるでそのとおり。自然界を飛ぶヘリコプターです。つくばねというのは、つく羽なんですね。
最近では、この葉の形がおもしろいので、東京あたりの都会でこの木を飾り物にする人が増えているということです。確かにいい飾りになるかもしれません。

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1310ツクバネ

わたしとしては、子どものころ、この実を空高く飛ばして、落ちてくるのを見て楽しんだことが思い出があります。落ちてくるとき、本当にプロペラが回っているように、くるくると回転しながら落ちてくるのが楽しいんです。
つくばねは寄生植物で、これをそのまま庭に植えても根付きません。野に置けレンゲソウということわざがあるように、つくばねも、野にあって、ほかの木に寄生しながら、秋になってくるくると空を舞って子孫を増やすのが性にあっているのだと思います。

1310ツクバネ

夢は秋に開く(アケビ)

1310アケビ

秋になると、山にはいろんな味覚があります。これも私が好きな「秋」のひとつ。アケビです。
山でこういう実を見つけて、大喜びで食べた子どものころが懐かしく思い出したりして、こういうの気持ちになるのも秋だからでしょうか。

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アケビを食べるというと、ほかの地方ではアケビの実の皮を食べるのだそうです。おいしいのでしょうか? かわうちでは、アケビの皮を食べる人は、私の知る限り一人もいません。
かわうちのアケビ好きは、アケビの実の中身を食べるんです。これは立派なフルーツです。バナナが高級品だったわたしの子ども時代ですが、実はちゃんと上等のフルーツを食べていたんですね。

1310アケビ

秋は味覚満開(コウタケ)

1310コウタケ

このあたりではシシタケと呼ばれていますが、この季節になると食べたくて食べたくて落ち着いていられなくなる人がたくさんいます。なぜって、ご飯にしてみればすぐわかります。手元にシシタケがない人はごめんなさい。なんでも新宿の料亭で小皿ひとつで5,000円すると聞いたこともあります。たいへん高価な秋の味覚です。

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学名というか、巷ではコウタケと呼ばれています。香茸と書きますが、この漢字を見ているだけでおいしそうではありませんか。
シシタケではなく、川内村のあたりではイノハナと呼ばれることもあります。
秋になったらこのキノコを食べるのが、川内村の風物詩でした。今でも、秋になるとそわそわしてしまいます。
近しい人にはおすそ分けでさしあげたりもしますが、いくら親しくたって、どこでとれるのかは教えられません。キノコというのは、そういうものであります。

1310コウタケ

イノシシもリラックス?

1310イノシシのぬた場

イノシシさんにも、レクリエーションが必要なんでしょうか。ここはイノシシさんが遊んだあとのようです。地面にのたうち回ったあとがありますが、けっして仲間同士決闘をしたわけではありません。

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わたしはときどき背中がかゆくなります。孫の手は便利な道具ですが、孫の手がないと定規などを使います。定規がなければすりこ木棒でもハエたたきでもいいのですが、だんだん快適さは薄れてきます。道具がなければ、愛する女房さまに頭を下げて、背中をかいてもらったりもします。これ、人間様ならではの営みです。
しかしイノシシさんの場合はこうはいきません。百歩譲って女房さまがいたとしても、背中をかいてくれはしないでしょう。そこでイノシシは、自分でなんとかする方法を模索します。それで地面でのたうち回って、からだについたゴミやダニをかき落としているのです。これをイノシシの「ぬた場」と呼んでいます。
イノシシがいないとなんだかわかんないって? いやぁ、もうしわけない。それはそうかもしれないけど、人間がカメラを構えている目の前で、ひっくりかえって背中のかゆみを落とすイノシシなんていません。そんなイノシシがいたら友だちになってみたいところですが、その前に襲われて、イノシシなのに「はつお危や牛」になってしまいます。
ぬた場は不思議なことに、何年経っても同じところにあります。イノシシにとっても気持ちがいいところは先祖代々決まっているようで、イノシシにもおじいさんの遺言とかがあるのもしれません。

1310イノシシのぬた場

盗蜜の現場

1310盗まれたハチの巣

最近、俗社会では檀蜜などという魅力たっぷりのご婦人が活躍されているようですが、こちらも魅力たっぷりの蜜のお話です。しかしそのお話は、あんまり愉快な話ではありません。魅力の影には、こんな話も出てきてしまうのでしょうか。女性の魅力と蜜の魅力、どちらも扱いをまちがえるとむずかしいものです。

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森の中で発見した不思議なカタチの木です。なぜこんなかっこうの木が出現するのだと思われた方は、まだまだ世の中がわかっておいででない。これは、盗難に遭った木なのです。木が腐って、こりゃちょうどいいとそこに目をつけたのがニホンミツバチです。せっせと巣を作って暮らしておりました。そこにさらに目をつけたのが、人間であります。
ニホンミツバチがせっせと集めてきた蜜を、そっくりそのまま持っていってしまった。蜜を持っていくだけならまだいいのですが(よくない!)蜂の巣ごとチェンソーで切り取って持っていってしまった。これではここを巣にしていたニホンミツバチは、帰るところがなくなってしまって、みんな死んでしまいます。なんとも残酷物語です。
この世で一番残酷なのは、欲に目がくらんだ人間だと、わたしは思うのであります。

1310盗まれたハチの巣

そんなバナナ(ホウノキの実)

1310ホウノキの実

人呼んで赤いバナナ。ご覧の通り、カタチはバナナです。これ、ホウノキの実。ホウノキといえば、葉っぱのでっかさで有名でありますが、葉っぱだけじゃない、その実も、日本一でっかいのです。
小学校や中学校の頃、図工の時間に版画掘りをやった覚えはありませんか? 彫刻刀を使って刃を滑らさないように板を削っていくのですが、版画用の板といえば、実はこれがホウノキなのです。
知らずにホウノキ体験をしていた人、少なくないのではないでしょうか。

良薬は口に苦し(センブリ)

1310センブリ

当薬という名前となって胃腸薬として名が知れていますが、山に帰ればセンブリという名前があります。センブリとは、千回振ってもまだニガイ、というのが由来だそうで、いかにニガイのかという話ですが、良薬は口に苦しといいますから、よく効く薬なのだということかもしれません。

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昔、といっても20年ほど前でしょうか。川内ではこの当薬を山でとってきて売りに出て、お金を稼いでいた人がおりました。当薬の稼ぎで軽自動車を買う。そんな人が大勢いたのが記憶に残っています。
今は長野県が当薬の産地ということになっていて、畑で大量に作っているので値段もずいぶん安くなりました。
当薬とはいい薬という意味。胃腸や下痢に効くとさえていますが、近年では、脱毛に効果があるということがわかってきて、育毛の薬には必ず入っています。わたしが愛用しているかどうかは、ナイショということにさせていただきます。

1310センブリ