川内村観光協会

盗蜜の現場

1310盗まれたハチの巣

最近、俗社会では檀蜜などという魅力たっぷりのご婦人が活躍されているようですが、こちらも魅力たっぷりの蜜のお話です。しかしそのお話は、あんまり愉快な話ではありません。魅力の影には、こんな話も出てきてしまうのでしょうか。女性の魅力と蜜の魅力、どちらも扱いをまちがえるとむずかしいものです。

森の中で発見した不思議なカタチの木です。なぜこんなかっこうの木が出現するのだと思われた方は、まだまだ世の中がわかっておいででない。これは、盗難に遭った木なのです。木が腐って、こりゃちょうどいいとそこに目をつけたのがニホンミツバチです。せっせと巣を作って暮らしておりました。そこにさらに目をつけたのが、人間であります。
ニホンミツバチがせっせと集めてきた蜜を、そっくりそのまま持っていってしまった。蜜を持っていくだけならまだいいのですが(よくない!)蜂の巣ごとチェンソーで切り取って持っていってしまった。これではここを巣にしていたニホンミツバチは、帰るところがなくなってしまって、みんな死んでしまいます。なんとも残酷物語です。
この世で一番残酷なのは、欲に目がくらんだ人間だと、わたしは思うのであります。

1310盗まれたハチの巣

緯度37.344983 経度140.790346

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