川内村観光協会

イノシシもリラックス?

1310イノシシのぬた場

イノシシさんにも、レクリエーションが必要なんでしょうか。ここはイノシシさんが遊んだあとのようです。地面にのたうち回ったあとがありますが、けっして仲間同士決闘をしたわけではありません。

わたしはときどき背中がかゆくなります。孫の手は便利な道具ですが、孫の手がないと定規などを使います。定規がなければすりこ木棒でもハエたたきでもいいのですが、だんだん快適さは薄れてきます。道具がなければ、愛する女房さまに頭を下げて、背中をかいてもらったりもします。これ、人間様ならではの営みです。
しかしイノシシさんの場合はこうはいきません。百歩譲って女房さまがいたとしても、背中をかいてくれはしないでしょう。そこでイノシシは、自分でなんとかする方法を模索します。それで地面でのたうち回って、からだについたゴミやダニをかき落としているのです。これをイノシシの「ぬた場」と呼んでいます。
イノシシがいないとなんだかわかんないって? いやぁ、もうしわけない。それはそうかもしれないけど、人間がカメラを構えている目の前で、ひっくりかえって背中のかゆみを落とすイノシシなんていません。そんなイノシシがいたら友だちになってみたいところですが、その前に襲われて、イノシシなのに「はつお危や牛」になってしまいます。
ぬた場は不思議なことに、何年経っても同じところにあります。イノシシにとっても気持ちがいいところは先祖代々決まっているようで、イノシシにもおじいさんの遺言とかがあるのもしれません。

1310イノシシのぬた場

緯度37.346791 経度140.793736

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