セキレイの巣
枯れ木にゴミがからまっている……ように見えると思いますが、そういう話でもあり、そうでもない話でもあり。ほんとうは、鳥の巣のお話です。
枯れ木にゴミがからまっている……ように見えると思いますが、そういう話でもあり、そうでもない話でもあり。ほんとうは、鳥の巣のお話です。
とうとう見つけました。これを見つけたくて苦節200年(うそです。苦節4年くらい)。わたしは大喜びです。
キツツキってのがいます。啄木鳥と書くんですが、啄木鳥と書いてキツツキと読むのは無理があるような気がします。木つつきはなるほどと思える名前だと思いますけど、漢字になると難しいです。
啄木鳥って、石川啄木が発見して自分の名前をつけたのかと思ったのですが、どうもそういうことではなくて、読んで字のごとく「木を啄む(ついばむ)鳥」なんだそうです。だったら啄木鳥ではなくて木啄鳥と書いたらよさそうなものですけど、いやいや、昔の人が決めたことですから、すなおにそう思うことにいたします。
さて、キツツキの話をしましたが、キツツキの姿を写真に撮ってこれたわけではありません。鳥ってやつは、見つけてカメラを構えている間に、もうどっかに飛んでってしまうか、物陰に姿を隠してしまう。逃げ隠れが上手なやつです。
でも、キツツキがお食事をしたあととか、キツツキのお食事中の音を聞くのは、山を歩いているとわりとよくあります。コンコンコンコン!と、初めて聞く人はちょっとびっくりするみたいですけど、キツツキが木をつついている音です。
なんで木をつつくのかって? キツツキはちょっと腐りかけた木を見つけるのがとても上手です。そして木の中に巣くっている虫を食べるんですね。虫にしたら、突然空襲に襲われて機銃掃射されたような気分かもしれませんが、これもまた、自然界の運命というやつです。
ちなみに石川啄木とキツツキについては、こんな考察を見つけました。NHK盛岡放送局のサイトです。なかなかおもしろいことが書いてあります。
川面にじっとたたずむ水鳥。これはカワウといいます。「はつおが行く」で紹介させていただいているものには植物が多いのですが、それはひとつには、植物は動いていないから、写真が撮りやすいからです。ご存知のように、鳥は飛びますから、はつお名カメラマンも、なかなか撮りきれません。
しかし今回は撮れたのです。美しいカワウの離陸です。一瞬を切り取る名カメラマン、秋元はつおがお届けします。
それにしても、カワウのウは鵜と書きますが、どうして「弟鳥」なのでしょう?そういう名前にするからには兄がいるのか、妹や姉さんはいるのか。両親の顔も見てみたいものであります。
しかしてこの「ウ」ですが、魚にしてみたら大敵。狙った獲物は逃がさない。だから長良川では鵜を使って魚とりをするのですね。わたしも狙った獲物を逃がさない名カメラマンになるべく、がんばります。
それにしても、最近は川内村にもウの姿が多いです。20年ほど前はめったに見かけなかったのですが、今では川はもちろん、平伏沼にもその姿が認められます。どうしてこんなに増えちゃったのでしょう? ウの家族の消息とともに、ご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。
これはちょっと貴重です。鷹の巣です。鷹の巣そのものは、もしかしたらそんなに珍しくないかもしれませんが、これは鷹の巣は鷹の巣でも、ちょっとちがうのです。
こんなふうに、木の上に巣を作る鳥類は多いのですが、たとえばカラスは、木の間に棒を渡しただけのそっけない巣作りをします。鷹の場合はさすがに鷹。モミの木の、地上8メートルほどのところにその巣はありました。巣は立派で、おそらく手を広げても届かないくらいの大きさがあったのではないでしょうか。左右1.5メートル、といったところです。
中がどうなっているのか確認したかったのですが、のぞけるような位置にはどうやっても届きません。あきめらました。
巣の主が帰ってくるのも、残念ながら見られませんでした。1週間くらいここで見張っていれば確認できたのかもしれませんが、おなかが減って帰ってきてしまいました。すいません。
ところでこの鷹の巣がなんで珍しいのかというと、実はこの鷹の巣、鷹の巣にあるんです。川内村の北のはずれ、田村市都路(旧都路村)に面した一帯を鷹の巣といいます。国道399号線から入った山の中に、この鷹の巣はありました。鷹の巣の鷹の巣です。ここに巣を作った鷹は、その地名を知っていたのでしょうか?