川内村観光協会

ヨッツズミという名のガマズミ

1310ガマズミ

果実酒などの材料とする木の実です。焼酎に漬けるとなかなかおいしいのです。
ガマズミの実がほしいけれど、どこにありますか?とよく聞かれたものでした。みんな、この実がほしいのですね。

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ところでこれ、川内ではガマズミというより、ヨッツズミという名前で通っています。ヨッツというのはそのまんま、四つということで、3つに分かれた枝と、もともとの枝を足して四と数えます。ガマズミのガマはどういういわれなんでしょうね。ズミは酢の実だそうです。焼酎につけるとばっちりですが、生で食べると甘酸っぱいということです。でもそれはそれで、その味が好きな人もいるのです。

1310ガマズミ

高塚山の初雪

1311高塚の初雪

11月14日に、高塚山のてっぺんに登ってきました。ここは川内村にふたつある、標高1000メートル以上の山のひとつです。ちょうど前日に降ったものらしく、山は白い姿で迎えてくれました。

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1311高塚の初雪

もうひとつの標高1000メートルの山は大滝根山です。すぐ隣にありますが、ひとくくりではなく、ひとつひとつの山として数えてくださいね。
今年は、カメムシが多かったから雪が多いのだという人がいます。どういう根拠があるのかわかりませんが、長年の経験からいわれていることだから、けっこうあたるのかもしれません。
ただし、だから初雪が早かったというわけでもなく、毎年この時期になれば、山のてっぺんではいつ雪が降ってもおかしくありません。
山のてっぺんに降る雪よりも、平地の方に霜が降りると、季節は明らかに変わります。

秋の最終走者シモフリシメジ

1311シモフリシメジ

秋もそろそろ終わります。2013年の秋の終演を惜しむように、シーズン最後のキノコが出てきました。このキノコ、その名をシモフリシメジといいます。いい名前だと、わたしは思います。

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1311シモフリシメジ

シモフリシメジとは、漢字で書くと霜降りシメジですが、名前のとおり、霜が降る頃に出てくるからこの名前になっています。晩秋の最終走者が、シモフリシメジというわけですね。
お味はと申しますと、ものすごくおいしいキノコなんですが、わたしの場合、大量にとることができません。なので家族には食べさせずに、わたしひとりでおいしくいただくことにしています。ごめんなさい。

1311シモフリシメジ

クズはクズでもやっかいなクズ

1311クズ

以前、クドフジとしてご紹介しましたが、これがクズでございます。立派に成長して、木にからみついて、クズとしての使命を全うしようとしています。まったく、やっかいなツルなのです。日本の国鳥であるツルとは同じ名前にして、ベツモノです。

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1311クズ

黒くて、木に巻き付いている植物、クズ。まきついておいて自分の葉を茂らせ、まきつかれたほうの木は枯れてしまいます。植林地などでは大きな損害になりますから、ほうっておけません。これがまた、除草剤などでは簡単に始末ができない代物です。
クズは種で増えますが、何年も育ってくると黒く太くなってきます。木も森も、クズにがんじがらめに縛られて息も絶え絶えになってしまいます。困ったものです。
しかしこんなクズでも有益な一面があります。風邪薬になったり、粉にして葛餅になったりするのです。なんでも、一方から見ていては、ほんとうのところはわかりません。

ちなみに、以前ご紹介したのは「きらわれっ子世の役に立つクドフジ」でした。

豊作の俵のようなタアラコロバシ

1310カマツカ

あまり珍しくない、どこにでもある樹木です。カマツカといいますが、これは学名。例によって川内村のみなさんは学名などではなく、自分たちオリジナルの、親しみやすい名前で呼んでいます。

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1310カマツカ

カマツカの木の材はとっても強いんだそうです。天下一品のかたい木ということになります。そしてこのかたい木を、川内村の人はタアラコロバシと呼びます。タアラコロバシなんて、いまどき便利なインターネットで一生懸命検索しても、なにも出てきません。コロバシというのは魚をとるワナみたいな道具ですが、タアラとは長年の間に発音が略されてしまったもので、もともとはタワラだったんじゃないかとわたしは思うのであります。赤い実が、タワラのように見えませんか? わたしにはそう見えます。
地域地域によっていろんな名前があって、草木の名前もほんとうにおもしろいです。

シメジでもムキタケでもなく我はヒラタケ

1311ヒラタケ

秋といえばキノコの季節ですが、秋でもないのに1年中出るのがヒラタケです。ムキタケとよく似ていて、まちがえちゃう人もいるかもしれません。ヒラタケもムキタケもどちらもおいしいキノコですから、まちがえたって大きな問題ではないのですが、おんなじようによく似たキノコで毒キノコとされているものもありますから、油断もスキもありません。

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1311ヒラタケ

このヒラタケ、シメジという名前でスーパーなどに並んでいることが多かったのですが、現在ではシメジという名前ではお店には並んでいないようです。食品偽装のニュースがにぎやかな昨今ですが、ヒラタケもそのハシリだったのかもしれません。いまでは、お店に並ぶことは少なくなったようですが、並ぶ時にはちゃんとヒラタケという本名で並べてもらえるようになったみたいですから、ヒラタケも草葉の陰ならぬ木の陰で喜んでいることでしょう。

春でも秋でもハタケシメジ

1310ハタケシメジ

黒い石ころみたいに見えますが、キノコです。地下に埋没している木材などから発生します。汁物やごはん、けんちん汁や天ぷらなど、いろんな食べ方でおいしくいただけます。

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川内村では、このハタケシメジのことを草シメジと呼んでいます。川内村だけでなく、比較的広い地域で、草シメジという名前は親しまれているようです。臭シメジではないので、まちがえないでくださいね。
おがくずを捨てたようなところとか、山から切り出してきた木を集積しておいたところとか、そんなところからいっぱい出てきます。
秋だけでなく、春にも出てきますから、春眠暁を覚えずなんて悠長なことを言っていられません。おいしいキノコをとるには、少々の苦労はつきものなのです。

からだによく効くセキショウなり

1304セキショウ

ショウブの仲間でセキショウと申します。漢字で書くと石菖になります。もぞもぞとした草だとお思いでしょうが、これがなかなか役に立ちます。神経痛や通風をお持ちなら、ぜひ覚えておいてください。

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薬草として使われるのは、根茎の部分です。これ、サウナにも登場することがあります。床にセキショウの葉をサウナ室の床に敷きつめて、サウナの高温で蒸すようにします。するとセキショウの薬用効果がサウス室に充満するように出てくるというわけです。
熱であぶりだされるのはテルペンという物質だそうで、これが鎮痛効果をもたらします。セキショウ・サウナに入れば、この鎮痛効果を皮膚や呼吸器からからだに吸収することになるわけです。すごいですねー。
セキショウは川のほとりで見られます。これも、水場の近くで見つけました。

ウスノキのことを川内村では

1310ウスノキ

ウスノキと申します。その名のとおり、臼の木です。赤い実をご覧ください。先端が、持ちつきの臼みたいに、へこんでいます。それでこの木は臼の木になったということです。でも、川内村ではもうちょっと単刀直入、わかりやすい言い方をしています。

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1310ウスノキ

ウスノキのことを川内村ではなんと呼んでいるか。正解は「へそ」です。臼の木もへそも、どちらも実の形からつけられた名前だと思いますが、へそという名前の付け方に、昔の川内村の人々のまっすぐで純朴で、ちょっとばっかり乱暴な性格が想像できそうな気がして、おもしろいと思うのであります。

鳥の巣ならぬテングス病

1310テングス病

これ、なにに見えるでしょうか? 鳥の巣ではないかとお答えになったあなたは、なかなか自然に親しんでおられる。そう、鳥の巣に見えます。でも鳥の巣じゃないんですね。正解は、木の病気でした。

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1310テングス病

テングス病というこの病気は、木の茎や枝が密生してしまう症状です。特にサクラの木はこの病気にかかりやすく、もし発病してしまった場合は、病気になった枝を刈り取って焼却しないといけないという、ややこしい病気です。
高い木の上にできる病気なので、空高くから下界を見下ろしている天狗様にちなんで、天狗巣病と呼ばれています。昔の人も、やっぱりこれはなにかの巣に見えたのでしょうね。