川内村観光協会

はつおが行く!

村の迷・里山博士、秋元はつおが川内村を探検します。世界的にも珍しいもの(ほんとか?)、川内村ならではのほっこり名所、いろいろあります。今後も増えます。はつおさんに、案内してもらいましょう!

春でも秋でもハタケシメジ

1310ハタケシメジ

黒い石ころみたいに見えますが、キノコです。地下に埋没している木材などから発生します。汁物やごはん、けんちん汁や天ぷらなど、いろんな食べ方でおいしくいただけます。

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川内村では、このハタケシメジのことを草シメジと呼んでいます。川内村だけでなく、比較的広い地域で、草シメジという名前は親しまれているようです。臭シメジではないので、まちがえないでくださいね。
おがくずを捨てたようなところとか、山から切り出してきた木を集積しておいたところとか、そんなところからいっぱい出てきます。
秋だけでなく、春にも出てきますから、春眠暁を覚えずなんて悠長なことを言っていられません。おいしいキノコをとるには、少々の苦労はつきものなのです。

からだによく効くセキショウなり

1304セキショウ

ショウブの仲間でセキショウと申します。漢字で書くと石菖になります。もぞもぞとした草だとお思いでしょうが、これがなかなか役に立ちます。神経痛や通風をお持ちなら、ぜひ覚えておいてください。

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薬草として使われるのは、根茎の部分です。これ、サウナにも登場することがあります。床にセキショウの葉をサウナ室の床に敷きつめて、サウナの高温で蒸すようにします。するとセキショウの薬用効果がサウス室に充満するように出てくるというわけです。
熱であぶりだされるのはテルペンという物質だそうで、これが鎮痛効果をもたらします。セキショウ・サウナに入れば、この鎮痛効果を皮膚や呼吸器からからだに吸収することになるわけです。すごいですねー。
セキショウは川のほとりで見られます。これも、水場の近くで見つけました。

ウスノキのことを川内村では

1310ウスノキ

ウスノキと申します。その名のとおり、臼の木です。赤い実をご覧ください。先端が、持ちつきの臼みたいに、へこんでいます。それでこの木は臼の木になったということです。でも、川内村ではもうちょっと単刀直入、わかりやすい言い方をしています。

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1310ウスノキ

ウスノキのことを川内村ではなんと呼んでいるか。正解は「へそ」です。臼の木もへそも、どちらも実の形からつけられた名前だと思いますが、へそという名前の付け方に、昔の川内村の人々のまっすぐで純朴で、ちょっとばっかり乱暴な性格が想像できそうな気がして、おもしろいと思うのであります。

鳥の巣ならぬテングス病

1310テングス病

これ、なにに見えるでしょうか? 鳥の巣ではないかとお答えになったあなたは、なかなか自然に親しんでおられる。そう、鳥の巣に見えます。でも鳥の巣じゃないんですね。正解は、木の病気でした。

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1310テングス病

テングス病というこの病気は、木の茎や枝が密生してしまう症状です。特にサクラの木はこの病気にかかりやすく、もし発病してしまった場合は、病気になった枝を刈り取って焼却しないといけないという、ややこしい病気です。
高い木の上にできる病気なので、空高くから下界を見下ろしている天狗様にちなんで、天狗巣病と呼ばれています。昔の人も、やっぱりこれはなにかの巣に見えたのでしょうね。

ナラタケいとおいしい

1311ナラタケ

秋のキノコ、ナラタケの登場です。ナラタケとナラタケモドキはその名の通りよく似ています。別の種類のキノコですが、このあたりの人はあんまり区別はしないようで、どちらもいっしょにしてオリミキとかモタシと呼んでいます。どちらかというと、年配の方がモタシと呼ぶことが多いようです。
でも今回はもっぱら食べるお話です。

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1311ナラタケ

昔っから、川内村ではこのオリミキをたるに塩蔵して、冬の貴重な食材としてきました。みそ汁の具とかおかずとして食べてきたわけです。最近は中国からボリボリの名前で輸入されるようになりました。
ナラタケもナラタケモドキも、大根おろしで食べるとものすごくおいしい。しゃきしゃきしていて、幸せになれます。
旅に出ると、旅館の食卓によく出てきます。

1311ナラタケ

冬近し青空に映えるアオハダの実

1311アオハダ

秋になると、こういう赤い実が森を彩ります。これはアオハダの実。平伏の森国有林で出会いました。美しい赤がお気に入りです。

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1311アオハダ

この実は、ウメモドキにそっくり。ウメモドキはそこそこのお値段で苗が売られていたりして、一部では絶滅危惧種に指定されているような植物です。そのウメモドキにそっくりなもんだから、知識のある人でもアオハダを見てウメモドキに出会ったと大喜びするくらいです。
ウメモドキ同様、アオハダも庭園、公園木としてよく見かけます。落葉して、葉っぱがなくなってしまっても、この赤い実はまだ残っているので、冬の野山を散策すると、この赤が青空に映えて、たいへん美しいのです。

最近毒きのこの仲間入り、スギタケ

1310スギタケ

スギタケと書いて、杉田家とは読みません。お笑いのスギちゃんでもありません。スギ茸です。
昔はけんちん、みそ汁にして食べていましたが、最近ではスギタケは毒きのこの扱いになっています。キノコの方が方針を変えたのか、人間が毒に弱くなったのか。いえいえ、もともと毒性はあったみたいなんですが、スギタケの毒は、体質によってあたったりするそうで、とある体質の人にとっては、胃腸に及ぼす影響がけっこう大きいらしいので、要注意です。
スギタケはササクレ状になっていて、すぐにそれとわかるかと思います。スギタケの仲間のヌメリスギタケというヤナギの木によく出るキノコは、ものすごくおいしいキノコです。もちろんこちらは、体質にかかわりなく、誰でも食べて大丈夫ですが、教訓としてはキノコは食べられるものと毒キノコをまちがえないことですね。あたりまえですが。

麗しやウルシ

1310うるし

「うるし」、ご存知ですよね。さわるとかぶれる、近寄らないほうがいいというんで有名な塗料ですが、その元祖がこのウルシの木です。時節柄、ウルシも実もつけています。

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1310うるし

それにしても赤い。この季節のウルシは、とにかく赤くてきれいです。あんまり美しいので、抱きついて頬ずりしたくなりますが、さすがにそれは冒険が過ぎるので、遠くから眺めておくことにします。

麗しきは、遠くにありて眺めるもの(はつお)

秋になれば首を伸ばす麒麟かな(アキノキリンソウ)

1310アキノキリンソウ

わたしはこの花が大好きです。名前に「秋」がついていることからもわかるように、秋になると黄色いかわいい花をつけるのですが、この花が咲き始めると、わたしはとある活動を始めます。それはなにか。ないしょです。

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1310アキノキリンソウ

いえいえ、別にやましいことをしているわけではありませんが、人知れずやりたいこともあるものです。わたしのことですから、ギャンブルとか酒を飲んだりすることではありません。そういうのは、秋にならなくてもいつだってできます。
最近では、似たような花をつけるセイタカアワダチソウが幅を利かせていますが、あちらは外来種です。わたしは日本人ですから、このアキノキリンソウが大好きです。

松の木ばかりが松じゃない(マツブサ)

1310マツブサ

みなさんが、木の実を食べるようになったのは、最近のことではないでしょうか。
最近、直売所などで、この実をたまに見かけるようになりました。前は山で見かけても知らんぷりして通りすぎる人が多かったんです。

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最近じゃ、これを焼酎漬けにして楽しむ人が多いみたいですね。見た目はブドウに良く似ていますが、ブドウとはちょっとちがう種類です。ツル科の植物というところは共通していますが。
食べると、松の木の香りがします。そして、なかなかおいしいんです。

1310マツブサ