川内村観光協会

はつおが行く!

村の迷・里山博士、秋元はつおが川内村を探検します。世界的にも珍しいもの(ほんとか?)、川内村ならではのほっこり名所、いろいろあります。今後も増えます。はつおさんに、案内してもらいましょう!

夫婦杉、円満

1311夫婦杉

本日は未開の楽園を探索してきました。川内村にはいいところがまだまだたくさんありますが、いやはや、薮がすごくて、近寄れない。ちょっとずつ雑草などを払って歩きやすくしていますが、先は長いです。いっしょに整備をしてやろうという心意気のある方がいらしたら、ぜひご連絡ください。
というお誘いはともかく、本日の収穫は夫婦杉です。これ、これまでうん百年、名前がないままでしたかので、このたび、はつおが命名しました。以後お見知りおきをお願いします。
場所は不動渓谷。不動の滝の近所なのですが、これもはつお命名です。名前のないところばっかりで、あとになって人に説明するのに困っちゃうから、これからもどんどん名前をつけていきますよー。

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1311夫婦杉

さて、肝心の夫婦杉のお話です。ご覧ください。根本から2本になっています。この木が生まれたばかりの頃、きっとなにかがあったのでしょうけど、とても珍しいことになっています。
夫婦の木って、こんなふうに二股になっている木のことをいいますが、ふつうは植林した木と植林した木がお互いにすり寄っていって、そのうちくっついてしまうものなんです。
でもこの夫婦杉はちがいます。生まれたばっかりの頃に、なぜか二股に分かれているんですね。貴重です。

マユミの逸話

1310マユミ

マユミといいます。つい、マユミさんと呼びたくなってしまいますが、真由美さんとかではないので、さんづけとかちゃんづけで呼ばなくても大丈夫です。秋のマユミは、赤い美しく山を彩ります。

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1310マユミ

マユミさんには真由美さんの他、真弓さんという方もいらっしゃいます。こちらの真弓さんは、今回登場のマユミと関係あり。このマユミというのは木なのですが、立派に育ったマユミは、弓の原材料として適切でした。なので戦国時代の昔から、マユミは弓として使われていたんですね。マユミでできた弓はしなやかで強くて、なかなか最高の弓になったそうです。弓の中の弓。ホンモノの弓、真の弓、というわけで真弓です。
花も美しく、赤い実は紅葉後もしばらく残っています。木をじっくり待って弓を引く戦術に通じているのかもしれません。
万葉集には「陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我を言なさむ」などという歌があります。今見ているマユミは、万葉集の時代に福島で育っていたマユミの子孫かもしれませんね。

秋のムラサキシキブ

1311ムラサキシキブ

冬になる前に、きゅっと寒くなる一時期があります。その頃が川内村の初霜の時期。ムラサキシキブは1ヶ月前にもご紹介しましたが、秋深まり冬になる直前のムラサキシキブは、また別の美しさを楽しませてくれます。

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1311ムラサキシキブ

10月にご紹介したムラサキシキブは青い葉をつけていましたが、いまや落ちるべき葉はすべて落ちてしまって、紫の実だけが鮮やかに目に入ってきます。
夏の元気なムラサキシキブも美しいですが、晩秋のムラサキシキブもたいへん美しい。
平安時代の美と色を美しい文章に残した紫式部さんは、さて、どちらのムラサキシキブがお好みだってのでしょう。

ヨッツズミという名のガマズミ

1310ガマズミ

果実酒などの材料とする木の実です。焼酎に漬けるとなかなかおいしいのです。
ガマズミの実がほしいけれど、どこにありますか?とよく聞かれたものでした。みんな、この実がほしいのですね。

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ところでこれ、川内ではガマズミというより、ヨッツズミという名前で通っています。ヨッツというのはそのまんま、四つということで、3つに分かれた枝と、もともとの枝を足して四と数えます。ガマズミのガマはどういういわれなんでしょうね。ズミは酢の実だそうです。焼酎につけるとばっちりですが、生で食べると甘酸っぱいということです。でもそれはそれで、その味が好きな人もいるのです。

1310ガマズミ

紅葉の川内村にいらっしゃい

ただいまの川内村の紅葉はこんな感じ。
紅葉シーンをいろいろお届けしたいと思います。
紅葉の美しい季節に、どうぞ川内村においでくださいまし。

11月6日、平伏森の紅葉です。11月に入って初霜が降りたので、落葉が進んでいます。急速に冬に向かいつつある川内村ですが、でも一部では、これこから紅葉が楽しめるところもあるんです。

1311紅葉

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10月29日、上川内大四郎の紅葉です。

1310紅葉

こちらは川内村から都路に向かった鷹の巣方面の紅葉です。

1310鷹の巣の紅葉

鷹の巣とは、戦国時代にここが戦場となった際、この地に鷹の巣があったことから付けられた名前とされています。名前はともかく、このあたりの紅葉は見事です。

1310紅葉〔鷹の巣〕

10月28日、高塚山方面を散策してみました。

1310高塚の紅葉

平伏沼方面に向かう道。黄色いトンネルになっています。

1310高塚の紅葉

今日はお天気が良かったので、葉っぱが美しく映えています。

1310高塚の紅葉

これは、風車が立ち並ぶ万太郎山近くの林道から、高塚山方面を撮りました。北東の方を向いていることになります。

1310高塚の紅葉
1310高塚の紅葉

平伏沼付近から、これも高塚山方面を遠望しました。

1310高塚の紅葉

帰り道の赤い葉っぱたちです。

1310高塚の紅葉

紅葉の見頃は、11月中旬くらいまで楽しめるのではないかと思います。

こちらの写真は、10月になったばかりの、葉っぱが徐々に色づき始めたころ。

1310ヌルデ

10月4日上川内平伏森

高塚山の初雪

1311高塚の初雪

11月14日に、高塚山のてっぺんに登ってきました。ここは川内村にふたつある、標高1000メートル以上の山のひとつです。ちょうど前日に降ったものらしく、山は白い姿で迎えてくれました。

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1311高塚の初雪

もうひとつの標高1000メートルの山は大滝根山です。すぐ隣にありますが、ひとくくりではなく、ひとつひとつの山として数えてくださいね。
今年は、カメムシが多かったから雪が多いのだという人がいます。どういう根拠があるのかわかりませんが、長年の経験からいわれていることだから、けっこうあたるのかもしれません。
ただし、だから初雪が早かったというわけでもなく、毎年この時期になれば、山のてっぺんではいつ雪が降ってもおかしくありません。
山のてっぺんに降る雪よりも、平地の方に霜が降りると、季節は明らかに変わります。

秋の最終走者シモフリシメジ

1311シモフリシメジ

秋もそろそろ終わります。2013年の秋の終演を惜しむように、シーズン最後のキノコが出てきました。このキノコ、その名をシモフリシメジといいます。いい名前だと、わたしは思います。

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1311シモフリシメジ

シモフリシメジとは、漢字で書くと霜降りシメジですが、名前のとおり、霜が降る頃に出てくるからこの名前になっています。晩秋の最終走者が、シモフリシメジというわけですね。
お味はと申しますと、ものすごくおいしいキノコなんですが、わたしの場合、大量にとることができません。なので家族には食べさせずに、わたしひとりでおいしくいただくことにしています。ごめんなさい。

1311シモフリシメジ

クズはクズでもやっかいなクズ

1311クズ

以前、クドフジとしてご紹介しましたが、これがクズでございます。立派に成長して、木にからみついて、クズとしての使命を全うしようとしています。まったく、やっかいなツルなのです。日本の国鳥であるツルとは同じ名前にして、ベツモノです。

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1311クズ

黒くて、木に巻き付いている植物、クズ。まきついておいて自分の葉を茂らせ、まきつかれたほうの木は枯れてしまいます。植林地などでは大きな損害になりますから、ほうっておけません。これがまた、除草剤などでは簡単に始末ができない代物です。
クズは種で増えますが、何年も育ってくると黒く太くなってきます。木も森も、クズにがんじがらめに縛られて息も絶え絶えになってしまいます。困ったものです。
しかしこんなクズでも有益な一面があります。風邪薬になったり、粉にして葛餅になったりするのです。なんでも、一方から見ていては、ほんとうのところはわかりません。

ちなみに、以前ご紹介したのは「きらわれっ子世の役に立つクドフジ」でした。

豊作の俵のようなタアラコロバシ

1310カマツカ

あまり珍しくない、どこにでもある樹木です。カマツカといいますが、これは学名。例によって川内村のみなさんは学名などではなく、自分たちオリジナルの、親しみやすい名前で呼んでいます。

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1310カマツカ

カマツカの木の材はとっても強いんだそうです。天下一品のかたい木ということになります。そしてこのかたい木を、川内村の人はタアラコロバシと呼びます。タアラコロバシなんて、いまどき便利なインターネットで一生懸命検索しても、なにも出てきません。コロバシというのは魚をとるワナみたいな道具ですが、タアラとは長年の間に発音が略されてしまったもので、もともとはタワラだったんじゃないかとわたしは思うのであります。赤い実が、タワラのように見えませんか? わたしにはそう見えます。
地域地域によっていろんな名前があって、草木の名前もほんとうにおもしろいです。

シメジでもムキタケでもなく我はヒラタケ

1311ヒラタケ

秋といえばキノコの季節ですが、秋でもないのに1年中出るのがヒラタケです。ムキタケとよく似ていて、まちがえちゃう人もいるかもしれません。ヒラタケもムキタケもどちらもおいしいキノコですから、まちがえたって大きな問題ではないのですが、おんなじようによく似たキノコで毒キノコとされているものもありますから、油断もスキもありません。

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1311ヒラタケ

このヒラタケ、シメジという名前でスーパーなどに並んでいることが多かったのですが、現在ではシメジという名前ではお店には並んでいないようです。食品偽装のニュースがにぎやかな昨今ですが、ヒラタケもそのハシリだったのかもしれません。いまでは、お店に並ぶことは少なくなったようですが、並ぶ時にはちゃんとヒラタケという本名で並べてもらえるようになったみたいですから、ヒラタケも草葉の陰ならぬ木の陰で喜んでいることでしょう。