川内村観光協会

マユミの逸話

1310マユミ

マユミといいます。つい、マユミさんと呼びたくなってしまいますが、真由美さんとかではないので、さんづけとかちゃんづけで呼ばなくても大丈夫です。秋のマユミは、赤い美しく山を彩ります。

1310マユミ

マユミさんには真由美さんの他、真弓さんという方もいらっしゃいます。こちらの真弓さんは、今回登場のマユミと関係あり。このマユミというのは木なのですが、立派に育ったマユミは、弓の原材料として適切でした。なので戦国時代の昔から、マユミは弓として使われていたんですね。マユミでできた弓はしなやかで強くて、なかなか最高の弓になったそうです。弓の中の弓。ホンモノの弓、真の弓、というわけで真弓です。
花も美しく、赤い実は紅葉後もしばらく残っています。木をじっくり待って弓を引く戦術に通じているのかもしれません。
万葉集には「陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我を言なさむ」などという歌があります。今見ているマユミは、万葉集の時代に福島で育っていたマユミの子孫かもしれませんね。

緯度37.315772 経度140.770812

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