睨むヘビ(テンナンショウ)
テンナンショウという植物で、漢字で書くと天南星なんだそうで、いかにも南国の植物っぽいですね。これ、別名をヘビノマクラといいます。見れば一目瞭然ですね。
テンナンショウという植物で、漢字で書くと天南星なんだそうで、いかにも南国の植物っぽいですね。これ、別名をヘビノマクラといいます。見れば一目瞭然ですね。
忍という文字は、なかなか情緒的な文字でありまして、歌になったり人の名前になったり、いろんなところで登場します。このシダも、名前をシノブといいます。川内村だけでなく、だいたい日本の全土で育っているようです。
このシノブが、なんでシノブになったのかというお話をご紹介します。このシノブは、岩とか木に着生して、たとえ雨が1〜2ヶ月の間降らなかろうとも、じっと耐え忍んで生きています。冬の間は葉を落としますが、また春になると葉を出します。
そんな冬の間をじっと耐え忍ぶ姿が、まさにシノブなのです。
人里のお店では、風鈴にくっついて売られているので、風鈴でシノブの姿を見たことがある人は少なくないのではないでしょうか。
美しい黄色い実が実っています。これ、あと1週間くらいすると、パカッと割れて、黄色が赤く変身します。これが美しいので、生け花などに使われることが多い実です。
実が赤くなったらまた撮影に行ってきますが、まずは黄色い実の状態でご報告です。
黄色から赤に、色が変わるところなど、カメレオンみたいな実なのであります。
本日は未開の楽園を探索してきました。川内村にはいいところがまだまだたくさんありますが、いやはや、薮がすごくて、近寄れない。ちょっとずつ雑草などを払って歩きやすくしていますが、先は長いです。いっしょに整備をしてやろうという心意気のある方がいらしたら、ぜひご連絡ください。
というお誘いはともかく、本日の収穫は夫婦杉です。これ、これまでうん百年、名前がないままでしたかので、このたび、はつおが命名しました。以後お見知りおきをお願いします。
場所は不動渓谷。不動の滝の近所なのですが、これもはつお命名です。名前のないところばっかりで、あとになって人に説明するのに困っちゃうから、これからもどんどん名前をつけていきますよー。
マユミといいます。つい、マユミさんと呼びたくなってしまいますが、真由美さんとかではないので、さんづけとかちゃんづけで呼ばなくても大丈夫です。秋のマユミは、赤い美しく山を彩ります。
マユミさんには真由美さんの他、真弓さんという方もいらっしゃいます。こちらの真弓さんは、今回登場のマユミと関係あり。このマユミというのは木なのですが、立派に育ったマユミは、弓の原材料として適切でした。なので戦国時代の昔から、マユミは弓として使われていたんですね。マユミでできた弓はしなやかで強くて、なかなか最高の弓になったそうです。弓の中の弓。ホンモノの弓、真の弓、というわけで真弓です。
花も美しく、赤い実は紅葉後もしばらく残っています。木をじっくり待って弓を引く戦術に通じているのかもしれません。
万葉集には「陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我を言なさむ」などという歌があります。今見ているマユミは、万葉集の時代に福島で育っていたマユミの子孫かもしれませんね。
冬になる前に、きゅっと寒くなる一時期があります。その頃が川内村の初霜の時期。ムラサキシキブは1ヶ月前にもご紹介しましたが、秋深まり冬になる直前のムラサキシキブは、また別の美しさを楽しませてくれます。
果実酒などの材料とする木の実です。焼酎に漬けるとなかなかおいしいのです。
ガマズミの実がほしいけれど、どこにありますか?とよく聞かれたものでした。みんな、この実がほしいのですね。
以前、クドフジとしてご紹介しましたが、これがクズでございます。立派に成長して、木にからみついて、クズとしての使命を全うしようとしています。まったく、やっかいなツルなのです。日本の国鳥であるツルとは同じ名前にして、ベツモノです。
黒くて、木に巻き付いている植物、クズ。まきついておいて自分の葉を茂らせ、まきつかれたほうの木は枯れてしまいます。植林地などでは大きな損害になりますから、ほうっておけません。これがまた、除草剤などでは簡単に始末ができない代物です。
クズは種で増えますが、何年も育ってくると黒く太くなってきます。木も森も、クズにがんじがらめに縛られて息も絶え絶えになってしまいます。困ったものです。
しかしこんなクズでも有益な一面があります。風邪薬になったり、粉にして葛餅になったりするのです。なんでも、一方から見ていては、ほんとうのところはわかりません。
ちなみに、以前ご紹介したのは「きらわれっ子世の役に立つクドフジ」でした。
あまり珍しくない、どこにでもある樹木です。カマツカといいますが、これは学名。例によって川内村のみなさんは学名などではなく、自分たちオリジナルの、親しみやすい名前で呼んでいます。
ショウブの仲間でセキショウと申します。漢字で書くと石菖になります。もぞもぞとした草だとお思いでしょうが、これがなかなか役に立ちます。神経痛や通風をお持ちなら、ぜひ覚えておいてください。
薬草として使われるのは、根茎の部分です。これ、サウナにも登場することがあります。床にセキショウの葉をサウナ室の床に敷きつめて、サウナの高温で蒸すようにします。するとセキショウの薬用効果がサウス室に充満するように出てくるというわけです。
熱であぶりだされるのはテルペンという物質だそうで、これが鎮痛効果をもたらします。セキショウ・サウナに入れば、この鎮痛効果を皮膚や呼吸器からからだに吸収することになるわけです。すごいですねー。
セキショウは川のほとりで見られます。これも、水場の近くで見つけました。