川内村観光協会

糠馬喰山の奇岩

1402糠馬喰山の岩

これ、なんの岩だかおわかりでしょうか? お墓? 石碑? いえいえちがいます。自然の石なんです。川内村の北西エリアにある糠馬喰山にある石です。

(さらに…)

この山は、奇岩がいっぱいあります。こんな石碑みたいな石が、自然の状態で存在してるんです。どうしてこんな岩ができたのか、それは神のみぞ知る、というところかもしれません。

1402糠馬喰山の岩

糠馬喰山の山頂には、八幡神社があります。この地域の神様として、信仰を集めているところで、同時にちょっとしたハイキング気分の登山も楽しむことができます。
昔々、ここに八幡神社を建立した人々は、山のてっぺんのながめのよさと、不思議な岩が林立しているという点で、この場所を神の宿る場所として選んだのではないかと思います。
雪がとけたら、あなたもこの地で、神の宿る地の不思議な岩を見ることができます。

1402糠馬喰山の岩

長城岩

1312長城岩

こんな不思議な岩がありました。長城岩とはわたしの命名ですが、いったいこの岩、誰が、どうやって積み上げたのでしょうね。

(さらに…)

ここは、もちろん人の家があったとか、徳川家康のお城があったとかではありません。なんにもない、ただの川の上流です。しかしここに、こんな岩があります。
誰かが石垣を作るために積み上げたかのような、そんな岩々です。こんな岩が、この周囲10mほどにわたって続いています。中国には人間が作った万里の長城というのがありますが、はつお命名の長城は10mの長城であります。
いつごろ、どんな活動によってこんな岩が生まれたのか、それを考えているだけで、冬の一日はあっという間に暮れていきます。

1312長城岩

サイコロ岩と洗濯板岩

1308四角い岩と洗濯板岩

わたしは千翁川の周辺が大好きです。ここでたたずんでいると、気持ちの芯から洗われるように感じるのですが、問題は、ここでゆっくりたたずんでいるヒマなど、貧乏人にはあんまりないということです。それでも、お弁当を持ってここでたたずんでいれば、パチンコですって外食して帰ってくるより安上がりなのも、確かです。

(さらに…)

すいません。貧乏自慢をしたかったわけではありません。いまどき、洗濯板なんていっても知らない人が多いのではないでしょうか。洗濯機の脱水といったらふたを閉めてスイッチを押すのがふつうで、ローラーに洗濯物を入れて手で回すなんて知らない人がほとんどです。ましてや川で洗濯をするなんて! ってね。
さてこの洗濯板は、もちろんここで誰かが洗濯したわけではないと思いますが、実にそれらしい洗濯板です。しかも洗濯板がのっているのが、真四角のサイコロのごとしの大岩です。
自然界にはいろんなことが起こって不思議はないので、四角い岩もあれば、真平らな岩もあるでしょう。でもここまで四角い岩に、ここまで平らな岩が乗っているというのは、偶然にしてもなかなかのものです。
実はおれが乗せたんだ、という人がいたんだったら名乗り出てほしいものだと思いますが、人のいたずらにしろ水のいたずらにしろ、これはなかなか不思議な光景です。こんな不思議が、川内村にもあったというのは、ちょっとわくわくするではありませんか。

恋路渓谷のおもしろい岩

1307西金川の奇岩

川内村には、恋路渓谷というロマンチックな名前の渓谷があります。地図を開いても出てきませんよ。不肖はつおの命名です。だってここには、名前がなかったんです。かわいそうだから、私が名前をつけました。ここに、おもしろい岩がありました、というのが本日のお話。

(さらに…)

わたしの調べ方がいけないのか、そもそも川にも名前がありません。地名もよくわかりません。山の中にはそういうところが少なくないのですが、地元の人はこのあたりを西金と読んでいます。ならばこの川は西金川、渓谷は西金渓谷でいいかと思いますが、もう一声! というリクエストが聞こえたので、恋路渓谷にしてみました。
お互いに思いを持っている男女がこの渓谷に腰をかけて恋を語るというのが、わたしの理想の青春のスタイルです。念のためはっきりさせておくと、私はそういう青春時代は送ってきませんでした。これからの川内村の若い人が、うらやましいです。
さてこの岩。2m×2mほどの、なんだかまな板のような平らな岩です。誰かが整形してここに置いたのではなく、自然界が作ったそのまんまの岩です。おそらくは、火山のマグマが冷えて固まった深成岩だと思いますが、こんな平らな形をしているのは、柱状節理の1枚がはがれ落ちて、ここまで川に流されて運ばれてきたのかもしれません。
岩の成り立ちやあぶくま高地が誕生した頃の地球に思いをはせるもよし、恋を語らいあうのもよし、わたしはどちらも、自然に親しむ楽しさだと思います。

1307西金川の奇岩

三代亀石

1306043代亀石

あぶくま高原中部県立自然公園、高塚山から大滝根山については、いろんなおもしろいものがあります。
本日の収穫はこれ。名のない岩であります。名のない岩だけれども、これはなかなか奇跡の奇石です。

(さらに…)

誰にも名前をつけてもらえなくてかわいそうだから、私がつけました。
「三代亀石」
もっといい名前があったら、命名のうえ、ご連絡ください。
ごらんの通り、ひとつの巨石が、誰かが割ったように3つにきれいに割れています。
まるでお供え餅のようではありませんか。
この奇跡の奇石、川内村名物ぺらぺら石の、すぐ横にあります。
ぺらぺら石はたいへんな人気スポットですが、こちらもどうぞご覧ください。
ちなみにこのあたり、放射線値が低いと言われている川内村の中では少しだけ高めで、0.7μSv/hほどとなっています。

柱状節理

1306柱状節理その1

なにやら石垣のような光景ですが、これ、自然にできた岩石です。これを柱状節理といいます。はるか昔、地球が火山だらけだったころに吹き出たマグマが、冷却されて固まったときにできる模様が、この柱状節理です。縦のもの横のもの、四角形だったり六角形だったり五角形だったりいろいろですが、我が川内村で見つけた柱状節理は、四角形でした。

(さらに…)

1306柱状節理その2

模様の大きさは、溶岩が固まるスピードによるのだそうですが、川内村の柱状節理は、大きさも程よく、縦横のバランスもよい、実にバランスのとれた溶岩からできたものではないかと推察されます。
日本の柱状節理では、北海道の層雲峡のものが有名で、大函、小函と呼ばれて観光スポットとなっています。あちらの大函 小函は高さ200mもあるものですが、かたちのバランスは川内村の柱状節理も負けておりません。
わたしはこれを「かわうち小函」と名づけました。