川内村観光協会

恋路渓谷のおもしろい岩

1307西金川の奇岩

川内村には、恋路渓谷というロマンチックな名前の渓谷があります。地図を開いても出てきませんよ。不肖はつおの命名です。だってここには、名前がなかったんです。かわいそうだから、私が名前をつけました。ここに、おもしろい岩がありました、というのが本日のお話。

わたしの調べ方がいけないのか、そもそも川にも名前がありません。地名もよくわかりません。山の中にはそういうところが少なくないのですが、地元の人はこのあたりを西金と読んでいます。ならばこの川は西金川、渓谷は西金渓谷でいいかと思いますが、もう一声! というリクエストが聞こえたので、恋路渓谷にしてみました。
お互いに思いを持っている男女がこの渓谷に腰をかけて恋を語るというのが、わたしの理想の青春のスタイルです。念のためはっきりさせておくと、私はそういう青春時代は送ってきませんでした。これからの川内村の若い人が、うらやましいです。
さてこの岩。2m×2mほどの、なんだかまな板のような平らな岩です。誰かが整形してここに置いたのではなく、自然界が作ったそのまんまの岩です。おそらくは、火山のマグマが冷えて固まった深成岩だと思いますが、こんな平らな形をしているのは、柱状節理の1枚がはがれ落ちて、ここまで川に流されて運ばれてきたのかもしれません。
岩の成り立ちやあぶくま高地が誕生した頃の地球に思いをはせるもよし、恋を語らいあうのもよし、わたしはどちらも、自然に親しむ楽しさだと思います。

1307西金川の奇岩

緯度37.329338 経度140.769428

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