川内村観光協会

アカマツの種

1403アカマツの実

外国材の木に、パインという種類があります。パインとは松のことです。パインと聞いてパイナップルを思い浮かべた人、惜しい! パインとパイナップルには実は微妙な過去があるんです。

(さらに…)

パインとは松の木のことで、その実は松ぼっくりです。リスの大好物で、一方、外国では人間様も好んで食べます。最近では、日本でもこの実をよく売っています。脂っこくておいしいんです。
パイナップルは、その実が発見されたときに、実の姿がまるで巨大な松ぼっくりであるかのように見えたため、松の果実という意味でパイン・アップル(この場合、アップルとはリンゴでなくて果実を意味します)と呼ばれたのがパイナップルという名の始まりということです。なのでパインとパイナップルは血のつながった親戚ではないけれど、赤の他人でもないぞ、という関係です。
パイナップルが好きな人もそうでない人も、次は松ぼっくりも食べてみてくださいね。

だから、ネコヤナギ

1403ネコヤナギ

柳の下にはなにがいるか、ご存知ですか? そう、猫であります。これは偉大なる赤塚不二夫氏の作になる天才バカボンの主題歌でうたわれています。
柳の枝にネコがいる だからネコヤナギ とね。

(さらに…)

柳の下には猫がいることになっているのかどうか、真偽のほどを検証してみます。インターネットでこの主題歌のことを調べてみると、太陽が西から昇って東に沈むと書いてあるのだから、ネコヤナギという木の名前にひっかけててきとうにおもしろいことを書いているんだろうという考察がありました。ほんとうにそうでしょうか?
ネコヤナギは、実は柳の木の花なんです。そして、川のそばでネコヤナギを見つけますと、その木の下には必ずといっていいほど魚がおります。つまりその魚を狙って、猫がやって来ると。そういうことで、柳の木の下には猫がいるのは、実は自然の摂理ではないかというのが、わたくし、はつおの検証結果です。
ただし、柳の木の下の川に、どうして魚がいるのかはなぞであります。魚にとって、住み心地のいい日陰を作ってくれたりするんでしょうかしら?

1403ネコヤナギ

ヒノキの種はなにかに似ている

1403ヒノキの種

わたし、はつおは、多趣味であります。自分ではいい趣味ばかりを揃えていると自負しているのですが、それはともかく、そのいい趣味の一つに「種」があります。おもしろい形の木の実に魅せられてしまって幾年月。まだまだこの趣味はやめられません。そして奥が深いのです。

(さらに…)

1403ヒノキの種

さてこれはヒノキの種です。ヒノキといえば、いい香りのするお風呂ですが、そのルーツが、これです。わたしの観察によると、これは脳ミソそっくりであります。そう思いませんか? え? はつおが行く!の大ファンのあなたから声が届きました。亀甲石に似てるって? おー、なるほど。それもそのとおり。亀甲石と木の実が大好きなはつお的には、大喜びの返答でありました。

冬のフジ

1403フジの冬

シデとモミにからまっているじゃまっけそうな木の枝みたいなもの、このからまっている木が、なにあろう、フジの木です。芸術的なからまり方だと思いませんか。

(さらに…)

山の持ち主からすると、ツルの植物はからまった木を枯らしてしまいますから、やっかいなだけであんまりいいところを見つけられない代物です。しかし野山を歩いて気持ちを透明にしたい我々からすると、こんなふうに山で生きているフジを見つけるのは、なんともいえない楽しみです。

1403フジの冬

てんぐす病に冒されて

1403てんぐす

てんぐす病とは、桜の木の枝を枯死させる病気で、これにかかると、小枝が竹ぼうきのようになってしまいます。なぜか、桜ばかりがてんぐす病にかかります。てんぐす病が、桜ばかりを狙ってウィルスを植え込んでいくわけではないようですが、結果として、なぜか桜ばかりがてんぐす病にかかります。病気になると樹勢が弱まり、見栄えが悪い、いいことはありません。

(さらに…)

対策は新芽が出る前にこの部分を切り取り、焼却するのが望ましい策とされています。この枝も切り取ればいいのですが、だいじょうぶかなぁ。
てんぐす病は、漢字で書くと天狗巣病です。病気になった枝の部分が、まるで天狗さまの巣のように見えるからだと思いますが、よく考えてみたら、天狗さまの巣を誰が見たことがあるのでしょうか? この病気、外国では「魔女のほうき」という意味で呼ばれるらしいですが、外国では、魔女のほうきを見たことがある人がいるのでしょうか?
ともあれ、桜には病気になることなく、長生きしてほしいものだと思います。

1403てんぐす