川内村観光協会

森のヘーゼルナッツ登場(ツノハシバミ)

1308ツノハシバミ

不思議なカタチをした木の実です。不思議なカタチだけど、味は確か。今ごろから晩秋にかけてが、食べごろです。名を、ツノハシバミといいます。

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1308ツノハシバミ

ヘーゼルナッツは西洋のもので、セイヨウハシバミと呼ばれています。それに対して日本製のこちらはツノハシバミ。その木の実に角が生えているみたいだからその名になったのかどうかはわかりませんが、おかしなカタチの木の実であることは確かです。だからこれがヘーゼルナッツの仲間で、おんなじくらいおいしいというのを知らない人も少なくないようです。
数日間しっかり陰干しをして、炒めると香ばしいです。クッキーやケーキにも使います。
とはいえ、今回はたまたま発見しましたが、これまで見つけたツノハシバミは、みんな虫が食っていて、わたしは川内村には虫の食ったツノハシバミしかないのだと思っていましたが、食べられるツノハシバミに出会えて、わたしはうれしい。

モミジイチゴの季節

130614モミジイチゴ

特に珍しいものではありません。しかしこの小さな実は、子ども時代の貴重なお菓子でもありました。今でも、その甘味は変わっていないように思います。

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モミジイチゴはキイチゴと呼ばれる種類の草木の仲間です。キイチゴ(木イチゴにはラズベリーとかブラックベリーとかおしゃれなものもあるのですが、私はこのモミジイチゴが、一番おいしいと思っています。
食べごろは6月初旬から6月下旬。花は白くて4月ごろに咲きます。深い森でなくて、送電線の周囲のように、割りと開けていて、少し乾燥しているくらいのところを好んで実をつけるようです。
この季節に山に入ると、道中に黄色い実が見えますから、ちょっと手を伸ばしていただきながら歩きます。疲れが一気にとれるような気がします。
村の簡易放射能検査で測ってもらおうと思ったのですが、1粒2粒では少量すぎて計測できません。1kg持ってくるようにと言われてしまいました。
子どもの頃は、道端のモミジイチゴを飽きるまでとっていたものです。子ども時代ならいざ知らず、今になってモミジイチゴを1kg集めるとなるとたいへんです。
こういう山の幸は、大量に収穫するよりも、食べたいときに手を伸ばすのがいいのだと思います。

130614モミジイチゴ