川内村観光協会

モミジイチゴの季節

130614モミジイチゴ

特に珍しいものではありません。しかしこの小さな実は、子ども時代の貴重なお菓子でもありました。今でも、その甘味は変わっていないように思います。

モミジイチゴはキイチゴと呼ばれる種類の草木の仲間です。キイチゴ(木イチゴにはラズベリーとかブラックベリーとかおしゃれなものもあるのですが、私はこのモミジイチゴが、一番おいしいと思っています。
食べごろは6月初旬から6月下旬。花は白くて4月ごろに咲きます。深い森でなくて、送電線の周囲のように、割りと開けていて、少し乾燥しているくらいのところを好んで実をつけるようです。
この季節に山に入ると、道中に黄色い実が見えますから、ちょっと手を伸ばしていただきながら歩きます。疲れが一気にとれるような気がします。
村の簡易放射能検査で測ってもらおうと思ったのですが、1粒2粒では少量すぎて計測できません。1kg持ってくるようにと言われてしまいました。
子どもの頃は、道端のモミジイチゴを飽きるまでとっていたものです。子ども時代ならいざ知らず、今になってモミジイチゴを1kg集めるとなるとたいへんです。
こういう山の幸は、大量に収穫するよりも、食べたいときに手を伸ばすのがいいのだと思います。

130614モミジイチゴ

緯度37.334849 経度140.841501

コメントを残す