川内村観光協会

ヤマハギ

ヤマハギは北海道から九州に分布する落葉半低木。
尾根筋のアカマツ林中や林縁、刈り取り草地などに生育する。

茎は刈り取られない場合には高さ2m近くになることもある。刈り取られた場合には、地面から直立する。
林縁などに生育する場合に、時として枝が垂れることがある。

林道9月のヤマハギ

撮影日時;9月
撮影場所;林道コース

ミゾソバ(ウシノヒタイ)

ミゾソバは日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年生草本。
やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多い。

根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作る。
茎や葉には棘があり、裸足での川遊びにはちょっとした邪魔者。

和名は溝に成育し、葉がソバに似ているからとの意味。
別名の「うしのひたい」は、葉の形が牛の顔に似ているからである。

林道9月のミゾソバ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

ヤマアカガエル

名前の通り、 森林とその周辺の田んぼなどを主な生息場所としています。

分布域が重なるニホンアカガエルとは、背中にある筋の曲がり方で区別できます。ニホンアカガエルが直線に対して、ヤマアカガエルは鼓膜の後ろで曲がっています。

西小川9月のヤマアカガエル

撮影日時:9月
撮影場所:小川コース

ツリフネソウ、ミズヒキ

ツリフネソウ
ツリフネソウは北海道から九州に分布し、谷沿いなどの半日陰の湿った場所に生育する。
和名は、花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることに由来する。

ミズヒキ
細く真っ直ぐに伸びた花穂(総状花序)に、米粒大の小花(実は萼)を疎らに付けるタデ科タデ属の多年生草本(宿根草)です。
比較的地味な草花であまり目立ちません。

西小川9月のツリフネソウ、ミズヒキ

撮影日時:9月
撮影場所:小川コース

ナツハゼ

ツツジ科スノキ属 樹高:1~3m 花期:5~6月

枝先に赤みを帯びた褐色の小さな花を多数つける。花形は鐘形で径約5mm弱。下向きに先を少し開く。

果実は径約5mm弱のマル形果で、8~10月には黒く熟す。
表面には光沢があり、甘酸っぱい液果で食べられる。

*別名(通称)ヤマオトコ 果実に鉢巻状形あり。

*名の由来:秋になると真赤に紅葉し、葉色がハゼノキに似て、夏に花が咲くのでこの名がある。

西奥9月のナツハゼ

撮影日時:9月
撮影場所:奥コース

ミヤマホツツジ

ミヤマホツツジは、亜高山帯や高山帯の草地や岩場に生えるツツジ科の植物です。

ホツツジに近縁で、花冠が付け根まで切れ込んむ点では似ていますが、葉の形や花序の違いから別属とされています。

西奥9月のミヤマホツツジ

撮影日時:9月
撮影場所:奥コース

アオハダ

日当たりの良い山地に自生する。

高さ10~15mになる落葉高木で樹皮は灰白色。
5月から6月に短枝の先に直径4ミリ程度の花を1~2個付ける。
葉は4~7センチの卵形~広卵形で、先は短く尖り、浅い鋸歯がある。
枝は長枝と短枝があり。長枝では葉は互生するが、短枝に付く葉は数枚が輪生状となる。
葉の表面には細かい毛がある 。
果実は直径7ミリの球形で熟すと赤くなる。

西奥9月のアオハダ

撮影日時:9月
撮影場所:奥コース

ナツハゼ(通称:ヤマオトコ)

ナツハゼは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する落葉の低木。
各地の丘陵地、明るい二次林に生育する。主にアカマツ二次林に生育し、尾根などで多い。

葉には荒い毛があり、触るとざらつく事が、よい区別点である。

秋には果実が黒色に熟し、食べられる。
良く熟れたものは甘くなるが、酸味は強い。

山歩きでは、乾いたのどを潤してくれる果実であるが、近年は森林の発達によって少なくなり、食べる人も少なくなってきた。

いわゆるブルーベリーの一種である。

西奥9月のナツハゼ

撮影日時:9月
撮影場所:奥コース