川内村観光協会

除染いまだ進行中

1310鍋倉の除染

下川内の鍋倉地区に来てみました。鍋倉は、村で最初に除染で出た放射性廃棄物の仮置き場を作ったところです。仮置き場となったところは、もともとは美しい蕎麦畑でした。
富岡方面から県道36号線を川内村に向かって高度を稼いでくると、割山トンネルという大きなトンネルがあります。海岸部と川内村をつなぐ希望のトンネルだったのですが、このトンネルの冨岡側の南に、鍋倉地区はあります。
このあたりは第一原発から20kmの圏内となっていて、除染は国が直轄でやっています。そしてこのあたりの除染は、確か2度目となります。村内のほとんどの家屋の除染は完了していて、それでも線量がまだ少し高いところは残っているのですが、やり直しや追加の除染についてはなかなかゴーサインが出ないということです。最近では道路(とその周辺20メートル)の除染を重点的にやっているようですが、一部ではここのように宅地の除染もおこなっています。
なんでもない山肌ですが、下草がきれいに苅られていて、庭園でも作るかのようです。樹木そのものは切りません。下草と不要な枝が、きれいに切り取られています。
まだまだ除染の作業車が行き交う光景が日常的な川内村なのです。

緯度37.341571 経度140.887549

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