川内村観光協会

ヤマハハコさん、ごめんなさい

1308ウスユキソウ

ヤマハハコの大群落がありました。ヤマハハコそのものは、そんなに珍しい植物ではありませんが、ひとところにたくさん咲いていると、やっぱり気持ちがいいものです。しかし今回は、ヤマハハコにもうしわけないことをしてしまいました。

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1308ウスユキソウ

ヤマハハコの群落に、いろいろな種類の蝶が群がって止まっているのを見たことがあります。なかなか絵になる光景でした。ヤマハハコの蜜がチョウチョウの大好物なのか、たまたま咲いていたのがヤマハハコだったのかはチョウチョウには聞き取り調査ができませんでしたが、川内村のてっぺんである、高塚高原で見かけた光景です。どうぞ見にきていただければと思います。
さてこのヤマハハコですが、当初、このヤマハハコをウスユキソウだと自信たっぷりに紹介してしまいました。ヤマハハコという立派な名前と草木としての誇りもあるだろうに、もうしわけないことをしました。ヤマハハコさん、ごめんなさい。なんだか山崎ハコさんにあやまっているような字面ですが、わたしがあやまっている相手はヤマハハコさんです。
ヤマハハコとウスユキソウは、同じキク科の植物です。実はわたし、ウスユキソウを群落で見たことが亡くて、今回、ヤマハハコの群落を見てこりゃ大発見だと舞い上がってしまいました。お恥ずかしい限りです。
実はわたしには、その昔々、山野草の先生がいました。その先生がヤマハハコを鉢植えで持っていたのですが、そこには「エーデルワイスの仲間のウスユキソウ」説明文が書かれていました。若い時分のその印象が強くて、舞い上がったときについ師匠と同じ勘違いをしてしまったという次第です。
ご指摘いただいたLADYBIRDさん、ありがとうございました。恥ずかしい失敗ですが、今後の戒めとして、みなさまの前で白状いたしました。どうぞ今後ともよろしくお願いします。

1308ウスユキソウ

不死身のイタドリ、ここにあり

1309イタドリ

この花、ご存知ですか? 知らない方、多いと思います。なんだか生き物みたいに見えるかもしれません。チョウチョ? うん、チョウチョだと思って見た方が、納得できるかもしませんね。

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しかしこれ、立派な花なんです。その名をイタドリといいます。なんと「虎杖」と書きます。外から見ればチョウチョのように見えるし、名前を知ればまったく読み方がわからない。なんとも不思議な植物です。このイタドリ、春には山菜として食べられます。これも、知らない人が多いのではないかと思います。なんだか、なぞの植物みたいですね。

1309イタドリ

しかしまたこのイタドリ、農家にとってはやっかいな植物でもあります。なんと、除草剤をかけてやっつけようと思っても、さっぱり死にません。畑や田んぼの土手に、どんどん増えていってしまいます。除草剤の使用については賛否のあるところですが、ことイタドリに限っては、除草剤が効かないのですから、そんな議論はどこ吹く風です。
それでもその花を見る限り、やっかいなことは忘れて、美しいなぁと思ってしまうのでした。

1309イタドリ