川内村観光協会

コナラにリンゴが

1306コナラメリンゴタマバチ

おや、このコナラの枝にぶらさがっているのは、リンゴではありませんか。さては遺伝子でも組み換えられてコナラがリンゴを生んでしまったかと思ってしまった方はいらっしゃい増せんか。残念でした。これはコナラメリンゴフシというものだったのです。

リンゴではなく、主人公はタマバチです。タマバチが、コナラの枝に巣を作ったものが、このコナラメリンゴフシです。中には幼虫が入っていて、大きくなるまでコナラに居候をした状態で暮らしています。この巣は、ただ幼虫が棲んでるだけではありません。食料倉庫も兼ねています。食料倉庫というか、餌はコナラの葉っぱでして、つまり食料をベースに巣を作っているわけです。おかげで親は、このコナラメリンゴフシを作るまでが子育てになります。子離れが早いです。
このリンゴ、直径は2.5cmくらいです。大きさが知られてしまったら、ちょっとリンゴには見えないかもしれませんが、コナラ・メリンゴという名前を付けたのはわたしではなく、先代の学者さんです。おまちがいなく。大きさを知らなければ、リンゴそっくりに見えませんか? タマバチが、リンゴの存在を知っていたのかどうかは、わかりません。
これは、平伏沼周辺の国有地で見かけました。

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