川内村観光協会

ノハラアザミ

・春近くに咲くのはノアザミ、秋口以降に咲くのはノハラアザミ。
・総苞を触って、粘ればノアザミ、粘らなければノハラアザミ

乾いた草地に生える多年草で、高さ30~100センチ。

枝先に紅紫色の頭花を上向きにつける。
総苞は幅1.5~2センチで鐘形、粘らない。
総苞片は、やや反り返る。

林道10月のノハラアザミ

撮影日時:10月
撮影場所:林道コース

マムシグサの実

マムシグサは北海道から九州に分布する多年草。
明るい森林や谷沿いのやや湿った場所に生育する。

春に地下の球根から茎を伸ばし、2枚の葉と仏炎苞を形成し、その中に花序がある。
葉は多数の小葉に分かれており、花の苞は画像のように緑色のものから褐紫色を帯びるものまであり、地方変異が大きい。
果実は秋に橙色に熟し、トウモロコシの形となる。

林道10月のマムシグサ

撮影日時:10月
撮影場所:林道コース

ミゾソバ(ウシノヒタイ)

ミゾソバは日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年生草本。
やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多い。

根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作る。
茎や葉には棘があり、裸足での川遊びにはちょっとした邪魔者。

林道9月のミゾソバ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

ユウガギク

ユウガギクは他の野菊よりも咲きはじめが早く、真夏に花を見る事もあります。
もちろん、野菊が咲き乱れる晩秋の頃にも咲いていて、花期が長い。
花色は真っ白のものと、ほんのり薄紫のものとがあります。
野菊を見分けるポイントの一つは葉っぱです。ユウガギクの葉は、よく似たノコンギクやカントウヨメナと比べて切れ込みが深い。

林道9月のユウガギク

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

イタドリ

イタドリは大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。

茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。

中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもする。

北海道西部以南の日本各地に分布し、朝鮮・中国・台湾にも分布する。

林道9月のイタドリ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

ノブキ

ノブキは北海道から九州に分布する多年草。
湿った山道の腋や谷川の岸などに生育する。

葉は薄くて大きく地面に広がる。
葉柄には翼があり裏面脈上には毛がある。

夏から秋にかけて花茎を形成し、順次花を咲かせるので、花と果実が同時に観察できる。

林道9月のノブキ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

ヌスビトハギ

ヌスビトハギの実

ヌスビトハギは北海道・本州・四国・九州・琉球・台湾・朝鮮・中国に分布する多年草。
林縁や路傍、草地などに生育する。

花は長さ3~4mmほどの小さな淡紅色の花を細長い総状花序につける。
ヌスビトハギ(盗人萩)の名前には似つかわしくない可愛らしい花である。

林道9月のヌスビトハギ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

キツリフネソウ

形がほとんど同じで赤紫色の“ツリフネソウ(釣船草)”がある。
黄色の花が咲くツリフネソウの意であるが,ツリフネソウは花が多くつくが,キツリフネは少ない。

いずれも,果実が熟すと種をはじき飛ばすのは,ホウセンカ(鳳仙花)と同じ。

林道9月のキツリフネソウ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース

ドクゼリ

水辺の湿ったところに群生する多年草です。

葉は2回羽状複葉です。

食用とされるセリに似ているのですが有毒なので注意が必要です。
別名をオオゼリ(大芹)というように全体的にセリ(芹)よりも大きく,セリ特有の香気を持たないので区別できると思います。

林道9月のドクゼリ

撮影日時:9月
撮影場所:林道コース