川内校跡モニュメント
川内村には、高校がひとつありました。福島県立富岡高校川内校。中学校に相対するところにあって、村の若者たちを育ててきました。
その川内校が、2011年3月1日に60年の歴史を閉じ、閉校となりました。途中、1958年からの20年ほどは、川内村村立川内高校としての時代もありました。その後、福島県立富岡高等学校川内校として、最後の日を迎えることになりました。
閉校を記念して、後者北側に記念碑が建てられました。川内校跡地と記されています。記念碑の背面には、草野心平先生作詞による校歌も彫り込まれています。心平先生の直筆のままに石面に刻まれた校歌は、ここで学んだ1704名の心にもまた、しっかりと刻み込まれているのです。
校長、分校長、福島県教育長、村長などが、卒業生と共にモニュメントの序幕を行いました。かわうちに高校が存在したという証は、いつまでも残ります。
体育館に掲げられていた、草野心平作詞黛俊郎作曲の校歌(こちらは、草野心平の自筆ではありません。自筆の校歌は、モニュメントの裏側に残されています)。閉校式では、最後の校歌斉唱もありました。