川内村観光協会

木を傷つけ虫を捕るムシのいいやつ(コクワガタ)

1309コクワガタ

あっという間に、夏はすぎさっていきました。今、川内村には子どもたちはわずかしかいませんが、灼熱の太陽の下、カブトムシやクワガタをおいかけていた子どもたちも、涼しくなってちょっと大人びた顔つきになってきたように思います。
さてクワガタです。このクワガタは、コクワガタのオスです。クワガタとは、ツノのカタチが農家が使う農機具である鍬(くわ)によく似ているからつけられた名前です。そういえば鍬は金に秋と書くんですね。なのに鍬形虫は秋になると姿を見せなくなります。

1309コクワガタ

しかしそれにしても、誰でしょう、こんなことをするのは! 森のナラの木にいっぱい傷をつけてあります。こうするとナラは樹液(ヤニ)をいっぱい出しますから、クワガタムシがおびきよせやすくなります。こんなことをしてクワガタムシを集めようというのは、どうもこういうことをご商売にしている人たちではないかと思うのですが、真相はわかりません。
ただクワガタムシをとりたかったら、ナラの木をこんなふうにいじめなくても、ちゃんととる方法はあります。
そのひとつは、バナナをネットに入れて木にしばっておくだけです。クワガタムシは、ネットにいっぱいついて待っててくれます。
もう一つの方法は……、また来年にでもお教えしましょう。

1309コクワガタ

と思ったけど、特別に教えます。もう夏もすぎたし。白い布を森の中に持っていって、木と木の間に吊るします。暗い夜がよろしいのですが、特に9時以降ならベストです。この白い布にライトをあてます。そうすると、チョウやクワガタ、カナブンにカブトムシと、いろんな昆虫が白い布に群がってくれます。来年まで覚えていたら、お試しあれ。

緯度37.37043 経度140.844355

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