川内村観光協会

けんこう造林

1402県行造林

本日は、けんこう造林についてご案内します。けんこう造林と言われれば、健康造林だとお思いでしょうが、残念でした。県行造林と書きます。県が管理する林の一部なのですが、県管轄の林にも、いろいろあるんですね。

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1402県行造林

県行造林は、あるいは分収造林なんて書いたりもします。県と森林所有者とが分収林契約を結んで造林し、木々を育てて伐採して、その収益を分けあうというシステムです。看板は新しいですが、記された日付をみると、大昔のものだとわかります。まだ林業が国の事業として盛んだった頃の制度なのですね。最近では森林浴などを楽しむために整備された山林も少なくないですが、この時代の山林といえば、材木を切り出して収入にしようという経済活動でした。
ここは、福島県と川内村が分収林契約をした場所です。山の中ですが、滝平1番地外6筆という詳細な住所表示も興味深いところです。
昭和12年といえば、ちょうど今年の2月1日で77年が過ぎたことになります。けんこう造林も77歳の喜寿を迎えて、ますます健康でいてください。

造林地所有者、造林を行う者、費用負担者の3者またはいずれか2者で分収造林契約を結び、その収益を分け合う森林である。

1402県行造林