川内村観光協会

商工会本館の取り壊し

1402旧商工会館

このサイトの母屋は川内村観光協会で、事務所は川内村役場の向かいの商工会の中にあります。ここに商工会が来る以前は、役場の反対側の商工会館が、商工会事務所でした。その商工会館が今取り壊し作業を受けています。

この商工会館は、老朽化もしていたし、誰にも使われていない建物でしたから、痛みも激しかったのだと思います。2011年3月の地震で壁が崩れたりしていました。お気の毒に、たまたま建物の横に止めていた役場の職員の愛車が落ちてきた壁のがれきの直撃を受けたりもしたものでした。
壁のほとんどが崩れ落ちた建物も、ようやく取り壊しになって、現在作業中。白いシートの中では、取り壊しのつち音が響いています。今、村を離れていても、商工会会員として、この建物にお世話になった人も少なくないのではないでしょうか。取り壊し前の会館内部には、きのこまつりなど、昔日のお祭りの看板などが保存されていて、時代を感じさせられたものです。

1402旧商工会館と

取り壊しが進んでみると、この周囲に、いくつかの石碑が並んでいるのがあらためて目立って見えてきます。開館前の白い石碑は川内村開拓記念碑です。1970年代の厚生大臣で福島県出身である斉藤邦吉厚生大臣の名前で立てられています。
その隣のでっかいのが土地改良記念碑、2012年3月11日の桜の植樹を機してのさくらプロジェクト3.11の看板をはさんで造林記念碑と並びます。造林記念碑は倉石忠雄農林大臣の名前で立てられています。
斉藤大臣も倉石大臣もいずれもすでに故人となられていますが、やはり故人となられているであろう川内村の先人たちにも敬意を表しつつ、お世話になった商工会館を見送りたいと思います。

1402百葉箱

一番左、川に近いところにはこんなのもありました。昔懐かし百葉箱。これは、今回のお話とは関係なくて、おまけです。重要なものですけどね。

緯度37.33745761258365 経度140.80995172262192

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