川内村観光協会

250年のお疲れさま(アカマツ)

1310アカマツの立ち枯れ

自然界はおもしろいです。アカマツもこうなると、老木とか枯れ木というより、芸術作品に見えてきます。こういう出会いがあるので、山歩きはやめられません。

アカマツは幹が枯れても芯の部分は半永久的に腐らずに残る木です。このアカマツ、芯の太さから推定すると、樹齢はざっと250年以上です。となると、この木が誕生したのは、徳川幕府の絶頂期の頃でしょうか。江戸時代から明治、大正、昭和と時代を見つめ続けてきたアカマツです。
なんで芯を見ただけで樹齢の想像がつくのかとお疑いの方がいらっしゃるかと思います。実はわたし、少々ですが山を持っていまして、その山の木を切りました。その木が、おんなじような感じで年輪を数えたら230年だったのです。
立ち枯れたアカマツには、それを養分として他の植物が着床して生を灯し始めています。こうして時代は巡り、新しい時代を見つめていく次世代の木も生まれてくるのでしょう。

1310アカマツの立ち枯れ

緯度37.345307 経度140.789577

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