川内村観光協会

はつおちゃんとあぶらちゃん

1309アブラチャン

この年になってちゃんづけで呼ばれるとちょっと照れ臭いものですが、でも村では子どもの頃からのつきあいの人が多いので、今でもはっちゃん、はっつぁんと呼ばれたりしています。だからわたしのことをはつおちゃんと呼んでくださるのも、まぁ違和感はありません。しかしアブラチャンはどうよと思いませんか? こんなかわいい名前、いったいだれがつけたんだろうと思いきや、どうも明治の初め頃にはすでにこの名前がついていたみたいなんですね。

1309アブラチャン

明治時代だか江戸時代の植物学者も、草木の名前になんとかちゃん、なんてつけるしゃれっ気のある人がいたのかと思いきや、どうもそうでもないみたいです。
この実は、お世辞にも食べておいしいものではありませんが、食べるための実ではないんです。実はこの実は、昔の人が油をとるのに採取していたんですね。油をとる実だから油ちゃん、です。
すいません。問題の焦点はそこではありませんでした。なんで「ちゃん」かということですが、大五郎がお父ちゃんのことを「ちゃん」なんて呼んでますが、アブラチャンのちゃんは、それでもないみたいで、どうやら油がいっぱい、という意味みたい。いやあ、ことばって、むずかしい。ちゃんちゃん。

1309アブラチャン

緯度37.359839 経度140.772926

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