ヘクソ、鼻くそを笑え
上川内字久保の山林で見つけました。でもどこにでもある雑草です。つる性の多年草ですが、問題は、この草にはちょっとばかりにおいがあるということです。
においがあるのは葉や茎ですが、お察しの通り、名は体を表す。ヘクソカズラというその名前は「屁・糞・葛」です。わかりやすいというか、これ以上ありえない、お気の毒な名前です。さらにこのヘクソカズラには古来名があるのですが、これも「クソカズラ」であるという、身もふたもない草なのです。
そしてこのヘクソカズラ、くさいだけではなくて、薬にもなります。ヘクソカズラの実はシモヤケやアカギレにきくのだそうです。
乾燥した実はくさくないそうですが、実だけでなく、野に咲く状態でもわたしはこれをくさいと感じたことはないのですが、くささの感じ方にも個人差があるのか、私の鼻がおかしいのかは、よくわかりません。ぜひ一度、当地のヘクソカズラの香りを味わっていただければ幸いです。
緯度37.34868 経度140.795137