川内村観光協会

白昼に咲いた夜の花、カラスウリ

1307カラスウリ

「カラスウリ」。カラスを売っているのではなく、これはウリの仲間です。カラスが好んで食べるという説もありますが、食毒は不食。毒ではないみたいですが、おいしくないということです。ちなみにわたしは、食べたことはありません。

全国的には、それほど珍しい植物ではないようですが、近ごろは本当に見かけなくなってしまいました。この花はつる性の植物で、これまでは村の河川敷などの木に巻き付いているのをよく見かけたものでした。河川の整備で、びしばしと苅り払われた結果ではないかと思うのですが、残念です。
今日は、このところ村のあちこちでおこなっている道路の除染の風景を眺めていて、写真を撮らせてもらえないかなぁとお願いしたところ、現場の監督さんでは判断できないから、写真は撮らないでほしいと断られてしまったのですが、そんな話をしている最中に、ふと目に留まったのがこれでした。
カラスウリという花は、夜咲くことになっています。この花を昼間見ることができるなんて、しかもまったくといっていいほど村内で見られなくなってしまった花です。なんで除染の写真を撮らせてもらえないのか、なんてことは瞬く間に忘れて、カラスウリのもとに飛んでいったのでありました。
レース状のたいへんに美しい花。こんな花を見ながら晩酌ができたら、さぞ幸せでありましょう。

1307カラスウリ

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