川内村観光協会

川内に集って語りました

2013年朗読会

目黒とみ子さん「3.11を忘れない」

6月16日、川内村第3区活性化センター(集会所)にて「第一回福島川内に集い語る」が開催されました。
双葉町や郡山市をはじめ、東京や神奈川、仙台からも朗読をされるみなさんが集られて、それぞれの朗読を拝聴しました。

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最初に語っていただいたのは双葉町の目黒とみ子さん。「3.11を忘れない」と題されたお話は、震災や原発事故を知る者にも知らない者にも、深く訴えかけてくるお話でした。
お話しいただいた演目は次の通りです。

「青イ花」加藤恵子さん
「星砂の話」長谷川正子さん
「桃太郎 異聞」矢部みゆきさん
「とっこべとらこ」曳田宏さん
「漂流する秋」内池和子さん
「スズメのあめふらし」きだゆうこさん
「びっきと梟」さいとうみちこさん
「竜と詩人」増田美穂さん
「海の見える町」早坂泰子さん
「アレクセイと泉」菅原ときこさん
「いっときの蕎麦の花」土井一美さん
「新しい詩」内池和子さん
「まぼろしの桐」小貫志江さん
「竜神」森洋子さん

1306内池さん

内池和子さん「漂流する秋」

内池和子さんは日本民話の会の会員さんで、福島県伊達郡のお生まれです。「漂流する秋」は震災後に発表された者で、福島県文学賞を受賞したお話です。

1306矢部さんの紙芝居

矢部みゆきさんの紙芝居

郡山の矢部みゆきさんは、広島から届いた紙芝居を披露してくれました。福島と広島は、それぞれ事情はちがうとしても、原子力について思い悩む気持ちには、共通のものを感じさせられた物語でした。

1306さいとうさん

「びっきと梟」さいとうみちこさん

さいとうみちこさんは、今回の企画のお世話役。勝手のわからない川内村でのイベントのまとめに、奔走いただきました。どうもありがとうございました。みなさまのお話に、村の参加者たちはつかの間、気持ちを豊かに、ゆったりとした気持ちになれました。さいとうさんは「びっきと梟」を朗読していただきました。

1306森さん

保育園にて森洋子さんのお話

埼玉からいらした森洋子さんは、川内村にもう一泊してくださって、翌日に保育園を訪問。子ども向けのお話を聞かせてくださいました。保育園の子どもたちも引き込まれるように聞いていました。ありがとうございました。ぜひまた、川内村においでいただける日を、お待ちしています。

1306幼稚園にて

言葉を紡ぐとき

川内村の誇る詩人の郷、天山文庫で、ゆっくり詩を聞いてみませんか。日本民話の会のみなさんが、静かな朗読の時間を届けてくれることになりました。

6月16日、午前10時に開演します。草野心平先生の愛した、天山文庫にお集まりください。

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第一回『福島 川内に集い語る』

言葉を紡ぐとき

三年ぶりにカエルが田んぼに帰ってきました。川内カエルに負けないように、私たちも集い声を出してこれからの希望を語り合いましょう。

日時 : 6月16日(日)10:00〜15:30(開場 9:30より)
会場 : 川内村天山文庫

❀プログラム
オープニング  10:00〜10:15
1部 『漂流する秋』他  10:15〜12:00
2部 『アレクセイと泉』他  13:00〜15:00

詩の朗読『漂流する秋』 内池和子
語り『アレクセイと泉』 菅原ときこ
語り『青銅のライオン』 きだゆうこ
語り『龍の話』 森洋子
草野心平の詩  加藤恵子他全員
民話『びっきとフクロウ』 さいとうみちこ
語り 『竜と詩人』増田美穂

*1部と2部の間、12:00〜13:00の1時間は休憩となります
*昼食は、参加者それぞれでご用意ください
*天山文庫は飲食ができませんので、第3区活性化センターに移動して昼食をおとりください
*朗読会は無料で聴衆できますが、草野心平記念館(天山文庫と民芸館)の入場料(300円)は必要になります

内池和子さん略歴:
1931年生まれ。福島県伊達郡国見町在住。神奈川県横須賀市で
育ち、15歳で福島に移住。福島の民話、昔話の伝承者を訪ね、
民話の編纂をし、活動して来た。また、40年に渡り、子どもたちと本をつなぐ活動も続けている。福島現代詩人会会員、詩誌「卓」、「クレマチス」同人。
「漂流する秋」は震災後に発表されたもので福島県文学賞受賞。詩集・著書・編 多数。