川内村観光協会

道標、中里にここにあり

1403中里の道標

上川内字中里には、昔々の道標があります。残念ながら、今となってはなにが書いてあるのかわからないのですが、昔ここを行き来した人の、大事な目印となっていたにちがいありません。

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1403中里の道標

この道標は江戸時代の頃、道路の分岐点に立てられた道路標識です。現代人のわたしが想像するに、右は古道(田村市都路の地名)、左は原(川内村上川内)と書いてあると思うのですが、いかんせん、石が摩耗してしまって、なんと書いてあるのか、さっぱり判別できません。
旅人がここに止まって小休止しながら、長年にわたってこの石の表面をなぞった結果なのかもしれません。たくさんのひとになでてもらって、摩耗した石も幸せな晩年を送っているにちがいありません。
ちなみに中里の読み方は、ナカザトと読んだりナカサトと読んだりするようです。役場で呼ばれているのはナカザトで、地元のひともナカザトと呼びますが、少し離れたところの人たちはナカサトと呼ぶことが多いようです。これは謎のまま、その理由は分かりません。