川内村観光協会

牛馬供養塔の道しるべ

1403牛馬供養塔

供養塔に、道案内がついています。まさに一石二鳥の供養塔です。

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石に彫られている五社というのは、昭和10年代まで、田村郡はもとより双葉郡内からも参拝者がいておおいににぎわっていたという五社八幡神社のことです。五社八幡神社は五社山の山頂近くにあって、五社山へは下川内側からと上川内側と、2本の登山道があります。この道標は、上川内側の登山道の入り口にあるものです。
圧倒的多くのひとは下川内側から登山をされるのですが、立派な道標が建っているところを見ると、こちらからの登山道も、おそらくかつてはにぎわいを見せていたことだと思います。
この牛馬供養塔の建立は大正7年9月となっています。川内村へは炭の買い付けにやってきた人が多いと聞きますが、五社八幡神社参拝を目指す方々も少なくなかったのかもしれません。
道標には「よいまち」と読めますが、これはにいまちです。現田村郡小野町のことです。現在ではJR磐越東線に、小野新町という名前が残っています。

1403牛馬供養塔