川内村観光協会

茶色の手古岡トンネル、の

1311手古岡の看板

川内村の南には、いわき市があります。周囲の町や村とどんどん合併していって、いまや日本一大きな市ということですが、本日は道とトンネルと電信柱のお話です。

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1311手古岡トンネル

いわき市と川内村は、国道399号線で結ばれています。川内村を通る、唯一の国道でもありますが、これがなかなかのくねくね道で、もう二度と走りたくないという人も少なくありません。
そても震災前に、川内村の中だけでも通りやすくしようと、トンネルの計画が持ち上がりました。それが手古岡トンネルです。全長210メートル、2009年の12月22日に開通しています。
トンネルができる前は、村の中心地から村の南のはずれまで行くのは、なかなか遠い道のりでした。道は狭いし峠もあって、その先に進むのをあきめらて帰ってきた人もいたりしました。
今、210メートルのトンネルはあっという間に通りすぎてしまう、たいへんラクチンな道になりました。ちなみに手古岡トンネルをメインとして、このあたりは手古岡バイパスというんだそうです。バイパスという割には、本道というか旧道はその位置が確認できません。それもそのはず、バイパスができた時点で、古い道は入口と出口に車止めがされて、誰も入れなくなっているのでした。
手古岡トンネルに掲げられた道路標識を見ると、いわき市まではあとちょっとみたいに見えますが、はるかに遠いいわき市かな、なのであります。

1311手古岡の電柱

ところで、トンネルの入り口と出口には、ご覧のように茶色い電柱が立ってます。ほかのところはセメント色の後レーのまんま。昔、電柱といえば防腐剤をたっぷり含ませた樹木の木材でした。今はもっと耐久性のあるコンクリート製になっているようですが、見た目だけでも昔ながらの木にしようと思ったのかな? でもなんで3本だけなのか、ちょっと真相を知りたいところです。

割山トンネルのモリタロウ

1310モリタロウ

川内村には、今はやりのゆるキャラの、先駆者のようなカエルくんがいます。その名もモリタロウくんといいます。川内村ご自慢のモリアオガエルくんなのですが、川内村では、このモリタロウくんを、いろんなところで見かけることができます。今日は、富岡へ向かうトンネルの入り口あたりでモリタロウくん発見です。

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1310割山トンネル

このトンネルは、割山トンネルといって、長く、川内村の唯ひとつのトンネルでした。川内村下川内地区にあって、古い県道36号線から離れてトンネルでまっすぐ抜けるように道が通っています。
トンネルと平行して山の中を縫うように旧道が走っていて、それとは別にトンネルの真上を細い細い山道が通っています。富岡からのバスが川内村まで来ていた頃は、バスはトンネルを通らずに旧道を通っていました。旧道には何軒かの家があって、バスが大事な交通手段となっていたからです。
この看板は、もちろん震災以前に立てられたものですが、今でもモリタロウくんはけなげにゴミは持ち帰ろうと訴え続けています。
川内村は帰村宣言で「かわうち・かえる」のメッセージが有名になりましたが、川内村とカエルのつきあいはずっと昔から続いていたのでありますぞと、あらためてここで訴えさせていただきます。