川内村観光協会

蚕のニセモノ現る

1306ウスタビガの繭

天蚕なるものがあります。天然の蚕ですが、実際のところ、養蚕されたものがほとんどです。それでも蚕は貴重で美しくて、天蚕を飾りたくて、譲ってくれと懇願したことがあります。
それをどこかで聞いたのか、私のところに蚕を持ってきたぞと訪ねてきてくれる人がいました。ありがたや。しかし残念、そのほとんどというか、全部が全部、このウスタビガの繭でありました。
ウスタビガもカイコも、どちらも言ってみれば「蛾」の仲間ですが、ウスタビガは押しても引いても糸を出して絹を作ったりはしてくれません。
繭の形はよく似ていますから、まちがえるのも無理はないと思います。まちがえたふりをして飾っていたこともありますが、やっぱり形がちがいます。色はわずかに緑がかっていて、形もニセモノのほうが四角張っています。
いつかそのうち、うちにも天蚕を飾ってみたいものであります。

緯度37.315021 経度140.735714

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