千社札(せんしゃふだ)は、寺社の社殿や山門などに自分の姓や名、屋号などをしるした、紙製、木製のものを貼ってある間は、
「おこもり」している事に相当し、神仏からあらゆる功徳(くどく)がいただけると言われ、江戸時代の寛政時代に始まったらしい。
千社札は粋(いき)、しゃれなどの美意識に基づいて浮世絵師の歌川広重(初代、2代)、歌川国定、歌川国芳などによって多くの
千社札が作られた。そして、明治、大正、昭和、平成の今日に至るまで、多くの千社札愛好家によって伝承されて来ている。川内村
の神社、仏閣に見られるようになったのは、ここ10年くらい前からか。