川内村観光協会

中山宿駅ここにあり

1401中山宿看板

川内村には不思議なものがあります。そんな不思議を、みなさまにお届けするのが、わたくしはつおの使命です。がんばります。本日は、駅の看板の巻。これも大事にしている人がいるのであります。

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中山宿駅。郡山駅から磐越西線に乗り換えて会津若松方面に向かうと、猪苗代の近くにこういう名前の駅があります。無人駅で、利用する人もほとんどいないと思われますが、中山宿という名前の通り、かつてここは宿場であって、交通の要所でもありました。そしてこの中山宿駅は、今では珍しくなったスイッチバック式の駅でした。ここがいかに勾配(傾斜)のきつい峠越えであったかということがわかります。
当時の貴重な写真を紹介してくれている方がいらっしゃいました。「なめくじ会の鉄道写真館」という、鉄道の好きな方のサイトです。こちらに「磐越西線中山宿」というページがあります。こちらに、現役時代とおぼしき看板がありますから、比べてみてください。文字の形が少しちがうので、同じものではないようですが、当時の看板は手書きだったかもしれず、同じ時期のものだった可能性もあります。
このスイッチバックだった中山宿は、1997年に廃止となって現在に至っています。今でも保線用の線路としてスイッチバックの線路は一部残っているようで、興味のある方が歴史探訪に訪れているようです。
川内村のおもしろいものを紹介するつもりが、すっかりよそのお話をしてしまいました。開き直って、本日は地図も中山宿駅を表示しておきます。

ヘクサムシ

1401カメムシ

本日の観光協会、はつおの部屋をご訪問のお客様です。これがなかなか厄介者であります。本名はカメムシさんですが、川内村ではその高貴な芳香から、ヘクサムシなどと呼ばせていただいています。

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ヘクサムシは方言というか、全国あちこち広く呼ばれている名称で、もっと単純にクサムシなどと呼ばれることもあります。屁臭虫、臭虫ということだと思いますが、けっしてオナラの匂いがするわけではなく、もっと異質で強烈な臭気です。
もちろん、昆虫の常で、元気に活動するのは春から秋までで、この季節は死んだように眠っているのがふつうです。この秋には、震災いらい初めて収穫したお米がカメムシ被害を受けていることで、新聞紙上にも登場しました。
冬になると、カメムシは動きを止めて、じっと寝ています。快適な寝床を確保したムシはいいのですが、安眠場所を確保できていないヘクサムシは、あたたかい家をめがけて飛んできて、どこからともなく闖入して家の中でひそんでいることが多いのです。寒ければそのまま冬眠していますが、ときに暖かい日があったり暖房をつけたりすると、部屋の中をぶんぶんと飛び回って、つかまえようなどとしようものなら、悪臭を発して人間をいじめるのです。
カメムシの撃退方法はいろいろあって、どれも失敗すると悪臭に見舞われてしまうのですが、はつおお勧めの撃退方法としては、テープに貼り付けにしてゴミ箱にぽいしてしまうことです。おかげで、テープの消費量がちょっと増しています。困ったもんだよ、ヘクサムシ。

1401カメムシ

凍結注意情報その7

1401割山トンネル

県道36号線は、富岡町と川内村を結ぶ大動脈です。川内村からは東西南北に出る道がありますが、震災以前、圧倒的に利用されていたのが、この県道36号線でした。勤めに買い物にと、川内村の人は富岡に出ることが圧倒的でした。割山トンネルは、この県道が割山峠に抜かれているトンネルです。このトンネルができたおかげで、大動脈はさらに便利になって、村民に親しまれていたのでした。

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でも、ここもやっぱり凍ります。このあたりは、村の中でも比較的標高が低いですから、それほど凍結もひどくはないのですが、それでも冬は凍ります。最初の写真は、割山トンネルを川内村側から見たところ。割山トンネルに向かって、少し登っています。これは川内側、富岡側、どちらもおなじようになっています。ということは、トンネルを出たところは下り坂になっているわけです。

1401割山トンネル

この富岡側の出口が、滑ります。凍っていることが多いからです。下っていて、しかもけっこうなカーブになっています。この大動脈、今では除染などで行き交う車がほとんどで、村人には利用されなくなってしまいましたが、もしもここを通ることがあったら、そしてそれが真冬であったなら、割山トンネルの前後では、ちょっとお気をつけください。

恋路渓谷の冬

1401恋路渓谷の冬

かわうちは、寒い冬に覆われています。わたしは、今年の冬は寒いと思います。いつもと変わらないという人もいます。感じ方はいろいろのようですが、寒い、寒くないといっても0度とかマイナス5度の話ですから、よそのひとにとっては寒いには変わらないと思います。

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1401恋路渓谷の冬

こちらは恋路渓谷。役場の辺りでは雪もすっかりありませんが、このあたりは一度降った雪がそのまま残っています。雪と寒さと水の流れが、こんなふうに芸術的な風景をつくりあげています。これが、冬の川内村の風物詩かもしれません。

1401恋路渓谷の冬

もっとも、ここまでの道中も凍りついていますから、お出かけになる際は、くれぐれもお気を付けてお願いしますね。

凍結注意情報その6

1401凍結注意

ご高評いただいている(かどうかわかりませんが)はつおが行く凍結注意情報、その5ヶ所めをご紹介します。なんだか滑るぞ滑るぞと楽しんでいるみたいな感じになってしまっていますが、そんなことはありません。みなさんの交通の安全を、はつおは切に祈っております。ということで、ご紹介しますのは国道399号線。川内村といわき市の境界に位置するところです。ちょっとした峠で、ここを避けたいがために、この道は断じて通らないというひとも少なくないところです。

1401凍結注意

こちらはいわき市側から川内村方面を見たところです。今ではやっていない、直売所などの案内看板なども残っています。川内村側といわき市側では、除雪をやるタイミングがちがいますから、ひどいときには一生懸命峠を上がってきたら、反対側に雪がしっかり残っていて、通行を断念しなければいけないこともあります(めったにありませんが、実話です)。行政には役割分担がありますから、いたしかたありません。

1401凍結注意

こちら、川内村から峠に向かう風景です。右に左にくねくねしていて、いかにもおっかなそうです。滑りやすいのでスピードは出せません。しかしあんまり勢いがないと、滑って車が立ち往生します。帯に短したすきに長し、あちら立てればこちらが立たず、冬の「たっぺ」はなんとも悩ましいものであります。

1401凍結注意

しかも峠道の最後は、まるでジェットコースターみたいなこんな急カーブに急勾配。しかもよく見れば(よく見なくても)道幅がごくごく狭い。こりゃ、対向車が来たらすれちがえませんね。

1401凍結注意

おまけの1枚は、つるつるの路面です。チェーン着用の看板が林立していますが、これは震災以降目だって立ってます。除染作業などで、道に慣れていない人が訪れるようになったからですね。以前にここを走るひとは、ある程度ここの事情を理解している人ばっかりだったので、わざわざ看板を立ててあぶないよといってもらわなくても問題なかったのですね。この写真、真ん中上の方を見てください。ガードレールが見えるのがおわかりでしょうか。ここから右に曲がって左にぐるんとカーブして、山のてっぺんのあの道まで上がっていくわけです。このあたり、道路の新設工事の話が進んでいますが、さて、いつになることやら。それまでは、どうぞご注意なさって走ってくださいね。

高田島諏訪神社

1401高田島諏訪神社

川内村に3つある諏訪神社の、本日の諏訪神社は、高田島の諏訪神社です。高田島は川内村第一区行政区のことで、昔々に親しまれていた集落名です。川内村に3つある諏訪神社ですが、高田島の諏訪神社は下川内の諏訪神社の分霊となっています。なので神主さんは下川内の諏訪神社の神主さんが兼務しています。

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1401高田島諏訪神社

参道は県道112号線からほど近く、手で積み上げたかと思われる階段を上っていきます。入口には木でできた鳥居が建っています。この鳥居は、震災後に新たに建造されたものだそうです。
実はこの参道を通らなくても、裏手から自動車で行くこともできるのですが、やはりお参りの王道は参道からでありましょう。裏手の自動車道は、地元のひとがお歳を召してしまって、参道を上り下りするのがたいへんということで、自動車で行けるように整備されたものだということです。

1401高田島諏訪神社

実はこの神社、天井にすてきな絵が描いてあります。神社の中ですから、外からは見られませんが、これがその天井画です。これがなんと、東京の大学生がやってきて描いていったということで、このへんの話はまたゆっくり調べてみることにします。
ということで、3つの諏訪神社を回って、わたくしはつおの初詣でが終わりました。

第1回川内村づくり大学

140119農協のイベント

1月19日、第1回川内村づくり大学講演会講演会が開催されます。こちらは後援の全国農協観光協会(一般社団法人)さんのご案内です。

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講師に国立天文台副台長を務める渡部潤一教授をお招きし、「宇宙から見つめ直す人類」というテーマでの講演があります。渡部教授は彗星・流星などの研究の傍ら執筆活動やメディア出演でも活躍する日本を代表する天文学者です。興味ある方はぜひ、川内村コミセンへお越しください。

「第1回川内むらづくり大学講演会」
日時:平成26年1月19日(日)13:00~14:30
会場:川内村コミュニティセンター
対象者:一般の方
参加方法:自由参加(無料)
主催:川内むらづくり協議会

コドモエナジー

1401コドモエナジー新築工事

帰村宣言をして復興に取り組む川内村には、企業の進出が目立っています。企業誘致が盛んな全国の産業地帯とは比べるべくもありませんが、これまでの川内村とは明らかに変わってきている実感があります。
ここは下川内、コドモエナジー株式会社の川内第一工場の新築工事現場です。

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1401コドモエナジー新築工事

コドモエナジーは、光るセトモノ、ルナウェアなどをつくっている大阪の企業で、震災後に川内村とのおつきあいが始まって、今は大きな工場を建設中です。
コドモエナジー川内工場ではなく、川内第一工場となっているところが楽しみですね。
そろそろ冬将軍も猛威を振るい始めて、現場は凍てつくような寒さとなっていますが、完成後の美しい姿をみなさんにお見せする日も遠くないと思います。しばし、お待ちを!

地蔵院今昔

1401地蔵院

下川内原には、地蔵院多宝寺という古いお寺があります。新義真言宗智山派のお寺で、開創(寺院創設)は1227年といいます。開基(寺院の創立者)は不明で、開山(開創僧侶)は玄暁和尚ということです。
このお寺を、震災前の2010年に撮影した写真がありますので、見比べてみてください。

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1401地蔵院

1010地蔵院

表通りを少しはずれた山門の横に立つ碑です。この碑は、震災以前も震災後も、変わることなくなっているようです。でもよく見ると、石碑の隣のかわいい建屋が新築になっていました。上が2014年1月、下が2010年10月のものです。

1401地蔵院

1010地蔵院

山門には倒壊予防のためのものでしょうか、金属製の補強がはいっていますが、これは震災前からはいっていました。これも上が2014年、下が2010年です。よく見ると、本堂の方の様子が少しちがって見えます。では、少し近寄ってみましょう。

1010地蔵院

これが、お寺の梵鐘です。なかなか立派なものですが、この梵鐘が、震災後、姿を消しました。梵鐘だけでなく、建屋ごとそっくりなくなりました。地震で崩れたということです。

1010地蔵院

水子供養の地蔵は、今もそのまま北の方角を向いて並んでいます。でもどことなく、震災前のほうが、着飾っているように見えます。

1401地蔵院

このお寺は、福島八十八霊場の四十一番目となっています。福島の札所巡りをしている人は、はたしていらっしゃるのでしょうか。

スズメの学校

0401スズメの学校

いつも見かけている光景ですが、写真に撮ろうと思うと、なかなかうまくいかないものです。本日、ようやく撮れました。スズメの大群です。何羽いるか、数えてみてください。わたしは数えている途中で「いま何時だい?」と聞かれて、ついに数えきれませんでした。それにしても、すごい大群ではないですか。

冬は野の生物にとって、食料確保がたいへんな季節です。この大群も、先生のリーダーシップのもと、厳しい冬を越すべく、がんばっているものと思います。はてさて、どのスズメが先生なんでしょうか? 先生はムチを振り降りチイパッパ。ムチも無知もいやですけど、お互い、無事に春を迎えたいと思います。