川内村観光協会

坊主清水

川内村の第1行政区ではその地域の魅力を伝えていくための活動が積極的に行われています。その一部をご紹介します。

通称高田島と呼ばれる川内村第1行政区、船引・常葉方面から県道112号線で大滝根を越えて川内村に入って、すぐ現れるのが「坊主清水」です。続ヶ滝に続いて、今回はその坊主清水をご紹介しましょう。

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坊主清水は、伝説の湧き水です。案内看板にもその物語が紹介されていますが、昔々、この地を訪れたお坊さまが、この峠で病を発症、命の危険を感じながらもなす術はなく、その際に見つけたのがこの湧き水でした。この水を飲んだお坊さまはみるみる生気を取り戻しいのちをつなぎ、無事に旅を続けることができたということです。

伝説は長く高田島地域に語り継がれていましたが、その水の存在は、いつしか忘れられようとしていました。みんなが忘れてしまわないうちに、湧き水を再発見し、整備して、お坊さまのように、みんなに健康になってほしいと、高田島の地域の力が結集しました。

古い言い伝えを知っている長老にだいたいの場所を教えてもらい、次は藪こぎをしながら人海戦術で湧き水の場所を特定。さらに湧いている水を飲めるように整備して、さらに県道まで引っ張る作業を行いました。すべて人間の手による作業でした。

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県道沿いには、坊主清水にふれながら高塚山方面を望むスポットが整備されています。川内村へ向かう時、あるいは川内村から田村市方面へ向かう際に、ここで小休止してお昼でも楽しめば、最高にぜいたくな一時が過ごせることでしょう。

もともとの坊主清水は、直線距離にして200mほど。県道から短い丸木橋を渡って5分弱の森林ハイキングで現地に到着します。この伝説の水が、高田島のみんなの、そしてここを通る皆さんの健康の源となりますように。高田島地域からの、贈り物です。


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場所は続ヶ滝は県道112号線沿いに位置しています。詳しくは【地図】よりご確認ください。(グーグルマップに移動します。)

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